
UNPEUオリジナル 56tナローワイドチェーンリング
僕らミニベロ(ほぼ)専門店のUNPEUスタッフが欲しかったパーツ。どこにもなかったので制作しました。
マウンテンバイクの世界ではもう当たり前になっているナローワイドチェーンリングですが、この技術を使ったミニベロ用の歯数の大きなチェーンリングが欲しかったんです。ナローワイドチェーンリングっていうのは、文字どおりギヤの歯先がナロー(薄い)とワイド(厚い)が交互に並んでいてチェーンの凸凹の形状にピッタリとハマってくれるという世紀の大発明パーツであります。
これがあるとどういう点でメリットになるかと言いますと。今までフロントギヤがシングル(変速機が無い)の場合だとギヤの外側にチェーンガードと付けたり、内側にチェーンキャッチャーと付けたりと何かしらのチェーン外れ防止対策が必要でした。そこでこのナローワイドチェーンリングを使うことで一切のチェーン外れ防止グッズ無しで問題なく乗れるようになります。
事例を挙げてみますと。こちらのtern Surge。おそらくSurgeにお乗りの方は少しは気になっていると思われるフロントギヤのたわみによるフロントディレーラーへのチェーンタッチ。強く踏み込んだ時などにチェーンの擦れるガガガ・・・という音がしてしまいます。その解決策として、ちょっと乱暴かもしれませんがフロントシングルにしてしまうことでフロントチェーンリングも無くしてチェーンタッチを無くしてしまうことができます。何よりフロントシングルなので見た目がスッキリしてフレームのかっこよさが際立ちますし、ギヤ歯数もオリジナルの52tから56tに増えますのでトップ側の変速も1〜2段余裕を持って使うことができます。ほんとこれ全てのSurgeユーザーに採用して欲しいカスタムです。ちなみに写真のSurgeはクランク自体もアップグレードしてホイールも韋駄天に変えています。ここまで...