久々にternの電動アシスト自転車「VEKTRON S10」が店頭に並びました。
がっしりしたフレームデザインと抑えめのメタリックカラーがかっこいい折りたたみタイプの電動アシストです。
以前のブログ記事で私もそこそこ長い距離を乗らせてもらいましたが、個人的にはクイックレバー2本でハンドルポジションをスポーティにもゆったり系にも変更できる点が気に入ってまして、モーターにアシストしてもらってゆったり乗りたいときとある程度移動時間が長い時などバランスの良い乗車姿勢の方がいい場合など、状況に合わせてちょっと信号待ちの間にでも変更できるので非常にマルチな使い方ができます。
ハブなどの回転系のポテンシャルも高いVektronですので、条件のいい道路環境だとアシスト上限を超える時速25キロ以上になることも十分ございます。そんな時にしっかり踏み込める前傾姿勢に変えたり、逆に街中だとあまりスピードが出せないのでアシスト中心の動力で、視界の良い高めのハンドルポジションに変えて・・・という使い分けが工具無しで数秒でできてしまうのは有り難いですよ。
ちなみに電動ユニットはBosh製。
ドリルとか電動工具で有名なメーカーさんですが、欧州で高級電動アシストといえばBoshユニットが採用されていることが多いです。ハイパワーと安定感。
画面表示は日本語にローカライズされています。こういう気配りは高級グレードならではです。
あとブレーキはMagra製。
自転車用油圧ブレーキといえばマグラ。
マウンテンバイクの世界では知らない人はいない一流ブランドですね。
でもって変速系はShimano。
もはや説明不要かと。このVektronにはリア10速のTiagraが採用されています。
変速段数の多さも魅力ですが、Shimanoの場合フラットバー用の変速レバーはこれぐらいのグレード以上からがレバーのタッチが明らかに変わってきます。少ないストロークで軽い操作感です。
そもそも電動アシストなので変速の重要性は低いのですが、それなりの高級車である以上操作感は大事ですよね。
ちなみにBoshの電動ユニットはハイパワーで定評があるのですが、残念ながら日本では規制があるので、欧米のようにフルパワーでアシストしてくれません。。。。
でもそこでがっかりするのはまだ早合点というものでして、大出力を支えるバッテリーの方もモーターに合わせて非常にハイクオリティですので、抑えめのモーター出力なので非常に長持ちします。そして充電時間は2.5時間という短さ。さすがでございます。
と、言うわけでVektronのご紹介でした。
今年はコロナの影響もあってなかなか店頭に置くことができなかったVEKTRON。
今回の在庫を逃すとかなり時間がかかるかと思われますのでお早めにどうぞ。