Alex Moulton
1950年代にオースチン・ミニをはじめ自動車のサスペンションにゴムを使った独自の構造を開発した、モールトン博士による緻密に計算された3Dフレーム構造構造(スペースフレーム:フレーム部材が上下・前後だけでなく左右方向にも構成されている)を特徴とする自転車です。基本的に全てイギリスで生産されており、上位モデルはモールトン自社工場(所謂お城製)で生産されます。
ラインナップ
モールトンの代表的なモデルを紹介します。
TSR・SSTシリーズ
「シルキーライド」が味わえる上級機種と同じサスペンションを持つ普及モデルその走行性能の高さと数々の記録を打ち立てたモールトンAMシリーズの成功ののちに、生産性も加味したフレーム設計で、英国の老舗ブランド「パシュレイ」社の最上級ビルダーの手によって制作されるモールトンがTSRシリーズです。(SSTはフレーム溶接の一部をモールトン自社工場(お城)で行なっています)AMシリーズで完成された設計理論を元に作られたフレームは非常に高剛性で、他シリーズとのグレードの上下ではなく、TSRはTSRの乗り味としてファンが多いシリーズです。またサスペンションのパーツの多くはAMシリーズと共用ですので非常にコストパフォーマンスの良いシリーズです。
SSTTSR-9
完成車価格 24万円〜
AMシリーズ
シンプルな構造、トラスフレーム・モールトンの原点1962年ビートルズがレコードデビューしたその年にアレックス・モールトン博士はサスペンション付きの小径自転車「Fシリーズ」の販売を開始し好評を博します。その後さらなる開発を進め、83年に高剛性フレームに前後サスペンションを搭載したモールトン博士の考える理想を形にしたモデルを発表します、それがAMシリーズです。リーディング式フロントサスペンションとラバーコーンを採用...