大阪・南堀江と中津のライフスタイル自転車専門店

tern Short Haul + Child seat

ternのカーゴバイク「Short Haul」も当店では主にお子様乗せ自転車カスタムでのご案内が増えてきました。
この春から保育園への送り迎えも考え中という。お父さんお母さんは参考にしてくださいませ。

そもそも、ショートホール、良くできた自転車なんですよ。
スペックチャートを見ると、車体重量は15.5kg。実際僕の印象ではそんなにあるのか?と思うほど軽いです。
実際には泥除けもついてるし、リアキャリアもついてるし、車体も長いので納得の(といっても十分軽い)重量なんですが、たぶん操作感が軽いのと重心が後ろ寄りの設計だから軽く感じるんだと思います。
いづれにせよ操作感が軽いのはとても乗りやすいです。
あとはシンプルな8段変速にがっちり効く油圧ディスクブレーキ。ストレスフリー&メンテナンスも(割と)フリー。
店頭には以前からternさんのご好意で試乗車をお借りしていますので、僕らも毎日触っていますが、しっかりしていて良い感じ、頼れる奴って感じです。

こちらはまだ施工前のノーマル仕様。

ノーマルですが泥除けと片足キックスタンド(結構頑丈です)とリアキャリアは標準装備です!(しかも荷物固定のゴムまでついてる!)

そんなショートホールも僕らの手に掛かればやはりお子様乗せ仕様にしてしまいます。
今回はお客様からご要望頂きましてなんと前後チャイルドシート付き!
かっこいいです。ちょっとした幼稚園バスですねこれは。

お子様乗せ仕様のポイントは3つ。
1つは、跨ぎやすいフレームであること。
後ろからガバッと足を上げて跨がないといけない自転車の場合、後ろチャイルドシートをつけると跨げなくなります。なので前から跨げるようにフレームが低いモデルである必要があります。
2つめはスタンド。
がっしりと自転車が直立してくれるスタンドが必要です。
例えば一本足の不安定なスタンドで片手を支えながら片手でお子さんを乗せてなおかつシートベルトを片手で着けて・・・想像できます??危なすぎません??
3つはハンドル。
前乗せチャイルドシートをつけるときは乗っているお父さんお母さんが前傾姿勢になっていてはお子さんが乗ることができません。
ハンドルは手前に向いて曲がった「プロムナード」タイプで乗った時に背筋が起きて懐に余裕がある乗車姿勢でないといけません。
そうすると両腕の間にお子さんがちょこんと座ってくれます。
2人で同じ景色を見ながら自転車乗るなんて、絶対楽しいですよ。

さてこのショートホールの場合は1番目の跨ぎやすさは問題なし。
2番目のスタンドも専用オプションが用意されていますのでこちらもOK。

3番目。。。。ノーマルのハンドルは真っ直ぐなのでちょっと不向きであります。。。。
そんな訳でハンドルバーは当店で社外品のものに変更しました。
サイズもぴったりであります。(RIDEのマークが可愛いでしょ?)

そんな訳で完成したお子様乗せのショートホール。
冒頭で軽さについて触れましたので、お子様乗せ仕様の方も重量を測ってみました。
チャイルドシート(今回はオランダのBobike製のものです)を付けてもちろんスタンドも付けての重量がなんと24.5kg。
想像しにくいと思いますが自転車屋視点で見てもこれめっちゃ軽いです。
比較するのが難しいですが、電動アシストの前後チャイルドシート付きとかになると40kg前後にな車重なので、電動は重くて取り回しが悪いので、、、とお考えの方は参考にしてみてください。ほんまに軽いです。
あとちなみに、このショートホールのブレーキは油圧ディスクブレーキ。
これって要はマウンテンバイク用のブレーキです。

油圧って何よ?と思われるかもしれませんが、ブレーキを動作させるのはバイクもクルマも基本は油圧です。
小さな手の力で大きな力を生み出すにはこれが最高の手段なのです。
僕らスポーツ自転車を扱う自転車やとしてはお子さんを乗せて走るんだったらできればこれぐらいの制動力のあるブレーキを使うのはほんとおすすめなんですけど、世の電動自転車さんは大体こういうしっかりしたブレーキ付いてないんですよね。。。何故でしょう。(理由の想像は付きますが大人の事情でここでは差し控えます)

とりあえず、店頭には試乗車があります(1月19日時点/返却してしまってたらゴメンナサイ。)ので、軽い操作感だったりがっちり効くブレーキもぜひ試してください。

そうそう、大事なお値段ですが、
前後チャイルドシートに専用スタンド、ライトまで付けて16万円台です。安っ。
見積書を2度見してしまいました。安っ。