
PASHLEY ROADSTER SOVEREIGN
英国のクラシックな紳士淑女のための自転車メーカー、Pashley(パシュレー)の在庫が珍しく確保できているのでご紹介です。近年では世界中の自転車メーカーが台湾や中国生産にシフトしている中、パシュレー社は徹底してイギリス国内で生産を続けています。フレームの設計や製法、素材も基本的には変えることなくクラシックな車体をずっと作り続けています。
写真の車種はそんなパシュレーのラインナップの中でも特に代表的な「ROADSTER SOVEREIGN(ロードスター ソブリン)」です。スポーツモデル(と言ってももちろんクラシックなスタイルですが)も作っているパシュレーですが、こういった街乗りの自転車もぱシュレーらしさがふんだんに盛り込まれていていい雰囲気です。こういった自転車が登場した当時はまだ自転車も高級品だったんでしょう。紳士がきちんとした服装で乗れる仕様になっています。パンツの裾が汚れないようにチェーンはフルカバー(雨の多い国ですしね)、スーツでも乗りやすい前傾姿勢じゃないポジション、コートの裾がタイヤに巻き込まれないようにドレスガード(後輪についているビニールの幕)など随所にこだわりがみられます。
実際に乗ってみるとすごく背が高い自転車で、信号待ちで足をつこうとするとかなり背伸びになります。でも乗ってしまえば視線が高くて、前傾姿勢にもならないので視界も広く気持ちのいい乗り味です。昔ながらの造りで内装5段変速も付いているので重量はかなりのものですが、慣れればそれもいい味であり安心感でもあります。
このロードスターにはグレードが2つあって、こちらは上位グレードの「ソブリン」。もう1つはパーツ構成がやや変わるベースグレードの「クラシック」です。ソブリンの方は前後ライトや鍵などフル装備になっています。因みに価格はソブリ...