大阪・南堀江と中津のライフスタイル自転車専門店

MOULTON TSR-9 + Carbon wheel

過去に何回かやったカスタム事例ですが、久々にやってみました。
Moulton TSR-9にドロップハンドル+カーボンホイール。
今回は渋めのカラーで製作してみましたが・・・・実にかっこいい。

ベースにしているのはモールトンの最もベーシックなモデル「TSR-9」。
カラーは「マットバーガンディ」という例によって通常のラインナップには含まれていないイレギュラーなカラーです。
写真ではちょっと表現できてないのが残念なのですが、遠目に見ればマットブラックっぽい感じに見えますが、渋ーい感じの小豆色です。
これがドロップハンドル+カーボンホイールというスポーティなパーツ構成にマッチするのか、ちょっと心配してましたが、仕上がってみたらほんと・・・実にかっこいい。
大人が乗るスポーツ車の最適解の一つと言って良いと思います。
誰かと競争したりレース思考ではない自分のペースで楽しめて、時には本気のロングディスタンスにも対応できる。それなりの荷物も乗せてキャンプツーリングも(その気になれば)できる。
そんなテイストの自転車です。

性能的な部分では、個人的にはめちゃくちゃ相性がいいと思っているTSRのフレームとカーボンホイールの組み合わせ。
剛性の高いフレームにこちらも剛性の高いカーボンホイール、そこにモールトン独自のしなやかなサスペンション。
TSRの場合、特にその各部の仕事がはっきりしていて、しっかりした剛性で踏力をしっかり伝達する、しなやかなサスペンションで路面への追従性と乗り疲れしにくいライドフィールを作り出します。
自転車全体でなんとなくこんな乗り味に仕上がりました、というわけでなく、フレームとホイールは硬く、サスペンションはしなやかに。硬くあるべき部分が本当に硬いからこそサスペンションが正確な仕事をする。そんなバランスの自転車です。

その他のパーツは、当店オリジナルのシートシムを使って細身(27.2mm)のシートピラーを使って締まった印象にしてみたり、シルエットが美しい往年の名サドルセライタリヤのフライトを使ってみたり、ソツなく良い感じに仕上がっております。
コンポーネントはシマノ105。デザインがシンプルなので好きです。
性能もまぁ十分でしょう。
ペダルはできればビンディングを使って頂きたいのでとりあえず仮ペダルをつけています。
ちなみにお値段は70万円台後半といった感じでございます。
即納できますので秋のサイクリングシーズンにどうぞ。