こんにちは~、宮内です!
先日とんでもない自転車をご納車させていただきました。なかなかお目にかかれるものじゃないってことで、今回の自転車のご紹介です!
MOULTONのAM-GT3
この写真を一目見ただけでもコイツのヤバさが分かる人もいるんじゃないでしょうか。
この自転車に関しては語りたいことが多くてめっちゃ長いブログになるかもしれません。
それくらいオタクにはたまらない一台ということ。
こんな組み方もあるよっていう記録として書いていくので、気になるところだけでも読んでくれたらうれしいです。
まずはモールトンの特徴であるフレームで、トラスフレームって言います。
三角形で構成される構造形式の事をトラスと言います。自転車に限らずレインボーブリッジや東京タワーにも同じ構造で作られていて、構造学的には強度が出しやすい理にかなった構造みたいです。
余談ですが、トラス構造に関しては私が自転車の専門学校で勉強しました。
で、理論的に優れているフレーム構造なんですがやはり一番の魅力は、唯一無二の外観にあると思います。実際この見た目に惹かれて購入する人が殆どじゃないでしょうか。
更に面白いのがフレームが分割できること。
分割することで少ないスペースに収納したり、車載する際にも大きな利点になる。
分割や折り畳みの自転車の多くは、通常の自転車に比べて剛性が落ちることになります。しかしモールトンの場合は剛性はほとんど落ちないように設計されていて、さすがの一言。
フレームに関してはもう一つ話したいことがあって、それがサスペンション。
小径車の場合大径車より路面のギャップを感じやすいです。それを解決するのがサスペンション、モールトンに抜かりは有りません。このサスペンションはBMCのMINIのサスペンションを設計した方が設計をしていて、MINIと同様ラバーコーンを使ったサスペンションになってるのも魅力的。
フレームの話はこのくらいにしてパーツの話をしましょう。
まず一番に目につくコレ。
WHITE INDUSTRIESのクランクにdigiritのカーボンチェーンリングの組み合わせ。
非常に悔しいんですが私にはこの発想はありませんでした、悔しいですが。何となくホワイトのクランクにはホワイトのチェーンリングって固定観念があったので、これを見た時はかなり衝撃を受けましたね。シンプルに真似したい。
ちなみにちょこっと写ってるペダルはもちろんMKSです。
そして皆さん気になっていたであろうコンポーネントはなんと!
CAMPAGNOLO SUPER RECORD
これはすごい、すごすぎる。
スーパーレコードはカンパニョーロの中では最上位に位置するコンポーネントシリーズです。世界的な自転車レースでも使われるレース機材で、その性能は折り紙付き。
フレームがヨーロッパブランドなので同じヨーロッパブランドのカンパニョーロでまとまりがあってナイスチョイスという感じ。
スーパーレコードには細かいところにカーボンが使われていて、その模様が特徴的。今回はクランクをホワイトにしましたが、チェーンリングのカーボンとシナジーがあってかなりマッチしてますね。
そしてホイール。
ハブはクランクと合わせてWHITE INDUSTRIESにVELOCITY a23のリムで手組みしてます。
モールトンのAMシリーズは珍しい17インチホイールを使用します。
リムはベロシティのものを使うことが多いと思いますが、ハブに関してはお好きなものをお選びいただけるかと。今回はクランクと合わせてのチョイスといったところ。
ちなみにホワイトのラチェットはいい音を奏でてくれますよね。17インチなどの小径車で組むと、700cで使うよりハブの回転数が高くなりより良い音を奏でてくれます。
そのほか、サドルやバーテープはもちろんBROOKSの本革のものを使って高級感アップ。
このクラスになるとこの辺りは当然の選択と言えるんじゃないでしょうか。
他がすごすぎてBROOKSが軽い紹介になっちゃいますね、詳しくは他のブログでご紹介しているのでそちらもご覧ください。
これ以上話すと長くなりそうなので今回はこのくらいにしときます。
なかなかこの自転車をご紹介できることも少ないのでつい長話になっちゃいますね。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。この自転車のの良さを語っただけになりましたが、何かの参考になれば幸いです。
また今回ご納車させていただいたお客様には、この場をお借りして感謝申し上げます。
ありがとうございました。
それでは~