FUJIといえば、という感じのストリート感あるスチールのトラックバイク「FUJI FEATHER」
もうこのジャンルにおいてはド定番であり、スタンダードの1代と言ってもいいでしょう。
位置付けとしてはトラックバイクの徹底的に無駄を削ぎ落とした美学とストリリート文化が出会ったピストカルチャーのど真ん中といった感じ。
対してFUJIのラインナップにあるストロールやバラッドはクラシックラインでややレトロ感や日常性を取り込んだ雰囲気重視なモデルなのでフェザーはやや硬派な印象でしょうか。
あくまでトラックバイクの文脈から繋がる自転車ですのでハンドルはもちろんドロップハンドル。
ドロップハンドル、と一言で言ってもロードやツーリング、グラベルなどいろんな形状のハンドルがありますが、フェザーの場合は大きく曲がって深くドロップした正統派なトラック向けドロップハンドルです。所謂ケイリンのハンドル形状ですね。現代のガチなトラック競技のハンドルはカーボン製でもう意味がわからんぐらい複雑な形状に進化してます。
他の特徴といえば、とにかくシンプルな設計。
フェンダーやラックを取り付けつためのダボ(←ネジ穴の事ね)なんかは一切ナシ。
後ろブレーキワイヤーを止めるための金具もナシ。
ダボなんかは今後のカスタムのためについてた方が便利じゃん。って意見もあろうかと思いますが、ここはアレですよスタイルですよ。気概ってやつですよ。
走るために必要なもの以外は一切何も付けないという徹底してシンプルを貫く美学です。
そんなFUJI FEATHERですが、当店としてはやはり何かしらのカスタムをしてしまう訳で、、、
シンプルな自転車の良さを活かして極力やりすぎない感じでハンドル周りを中心にカスタムしています。
上記の通りのケイリン形状のハンドルバーももちろんかっこいいんだけど、よりシンプルにより扱いやすく、という感じでハンドルはライザーバーにしています。
街乗りピスト車としてはこれも定番のカスタムですよね。
サドルはBrooksのB-15スワロー。
BROOKSレザーサドルの究極進化形です。
どの角度から見てもスリムな形状なのでフェザーみたいなクロモリフレームで線の細いデザインの自転車には非常に似合います。
ちなみにクランクはSUGINO製。
ここ数年でびっくりするぐらい価格が上がってしまったSUGINOさん。
9万円台前半のフェザーにどうやったらこのパーツチョイスができるんでしょう???何か間違ってないですかね?
余談ですが、別のメーカーさんで同じく10万円以下でSUGINO製クランクを使っているメーカーさんはもう値段が合わないので来季からは使えないって言ってました。
こちらのカスタム車は当店のオンラインショップでも販売中。
もちろん1点ものです。
サイズは49cmなので身長160台の方におすすめです。
この手のピスト系の車種は身長に対して乗れる限り大きめサイズで乗るのが綺麗に見せるポイントになります。なので女子の方でもサイズ的にいけそうならチャレンジしてみてください。
>>>詳細はこちら>>> FUJI FETHER Custom Model ¥156,200
こちらは同じカラーでサイズ違い、全くのノーマル状態です。
ややマットな質感のシルバーは光が差すと映えますね。
パーツ類が完全にブラックで統一されているのもカッコいいです。