年の瀬にこのブログでもご紹介していましたGrownのHUNT(ハント)。
もともとはストレートハンドルですがドロップハンドルへの載せ替えカスタムをサンプル的に作ってみました。
実はこのテのカスタムは僕らとしてはもう小慣れたものでして、いろんな車種でハンドル交換やってます。
ただ、HUNTの場合は特にこういう大幅なハンドル変更も簡単にできるので、よくご提案しています。
なんで簡単いできるのかと言いますとその秘密はシフトレバーにあります。
HUNTはフロントシングル × リア8段変速のシンプルな構成なのでシフトレバーは1つ。標準設定ではストレートバーにサムシフターって言われるちょっとクラシックなレバーが付いています。
このレバーの場合、写真の通りステムにシフトレバーを移設することもできるので、新たにレバーを買い足す必要がありません。
他の車種ですとよく使われるのがシマノのラピッドファイヤーと呼ばれる親指と人差し指で操作するタイプのものが多いですよね。
ラピッドファイヤーは操作性は良いのですが、ストレートハンドル以外には使えないのでドロップハンドルにした時にはお役御免でございます。残念。
そんなわけで、HUNTの場合最小構成であれば、ドロップハンドルとブレーキレバー、バーテープ、ワイヤーを用意すればドロップハンドルに載せ替え可能です。同じ要領でブルホーンにもすることが多いですね。
また近いうちに作ってみようと思います。
今回は、ちょっと渋め?な落ち着いた感じで、BROOKSの革サドルを採用、バーテープもBROOKSです。(お値段抑えめにしたかったのでマイクロファイバーです。)
ハンドル周りの交換費用であればパーツ代だけで1万円前後でいけちゃいます。
ちなみに「だったら初めからドロップハンドルの車種を選べば良いじゃないか?」と思われるかもしれませんが、同クラス(10万円前後)のミニベロではドロップハンドルの場合だいたいフロントダブルだったりして不必要なスペックが邪魔だったりするのと、僕らがよく提案するケースとしてはちょっと小柄な女性とか、市販のモデルでも少々サイズ調整が必要になるケースで、どうせ後から手を加えるならフレームの素性の良いHUNTをベースにして体格にあったハンドルやステムをきちんと選んで行った方が結果的に乗りやすかったりするケースも多かったりします。
あとは、単純に可愛いから。
他のモデルだとちょっとスポーティすぎたり、クラシカル路線だったり、、、
もう少し肩の力を抜いてシンプルで乗りやすい自転車が良いな、という方はちょっとご検討頂けたら嬉しいです。
あ、書き忘れましたが新車お買い上げ時にカスタムご依頼も一緒にいただければ作業工賃は基本的に無料ですよ。
ドロップハンドルはバーテープやワイヤー処理に手間がかかる(工賃がそれなりにかかる)のでだいぶお得です。
ご依頼お待ちしておりますー。