遅ればせながら当店にもやってきました。
世間以上に僕の周りで話題のダホンK3。
噂どおり軽くて乗りやすくて、よく走ります。
今、輪行旅行に出かけたくて自転車をどれにしょうか迷っている方は、迷ってる暇があったらさっさとこの自転車を買って旅の計画を練る事に時間を費やした方が良いです。ここから下の駄文も読む必要ないです。今すぐ買いましょう。
さて、初めて乗ってみた印象は、期待どおりと言うか、期待を裏切らず。
まず、軽い。
大人なら畳んだ状態で持って小走りぐらいは出来ます。(僕なら抱えたまま50mを7秒台は出そうなぐらいです)
次に、漕ぎが楽しい。
正確に言うと漕ぎ出しだしが軽くて楽しい。です。
14インチの特性として漕ぎ出しが圧倒的に軽くて2〜3回転ですぐにトップスピードです。
でも3段変速なので、次々とギヤを重くして、最終的には街乗りでは十分すぎるギヤ比でぐんぐん走ってくれます。
ちなみにトップギヤのギヤ構成は53t×9t。驚きのリア9tでございます。
ペダル1回転で進む距離に換算するとおよそ5.8m。文句無しです。
他の2枚のギヤも重すぎず軽すぎず絶妙です。
あと、フロントの53tギヤもなかなか価格を超越した秀逸さでして、ギヤガード一体型の削り出しです。ギヤガード付きのギヤと言うよりはギヤ付きのギヤガードみたいな(解りにくくてすみません)デザインです。もう肉厚最小限です。
サイズ感は、僕の身長(176cm)でもゆったりそれなりに乗れてしまう大きさです。K3の場合は小ささ重視なのに全然窮屈な感じがありません。
そうそうダホンの自転車ってワールドワイドに展開しているメーカーさんだけあって割と身長高めの方でも乗れるように出来ています。
逆に小柄な型にもサドルはどこまでも下げられますのでご安心を。
あと、乗った後でふと思い出したのが、メインフレームの下に1本通っている紐。写真ではわかりにくいのでできれば店頭で実車を見てみてください。
ダホンの新機構「Deltech テクノロジー」だそうです。
90年代の名車(迷車?)スリングショットじゃん!と思った方、自転車ツウですね。ちなみにスリングショットさんまだフレーム作っているらしいです。超欲しい。。。
余談は置いといて、先に書いた漕ぎの楽しさや14インチならではの漕ぎ出しの速さの分だけ、フレームには負担が掛かるんではないかと少し心配していましたが、この紐(金属製ワイヤーです。)で折りたたみヒンジの上からの座屈方向への負担を減らす狙いです。
実際もしこの自転車を長年愛用して重大なトラブルが出るとしたら、ハンドルの折りたたみ部分のヒンジか、前後ハブ関連、そしてメインフレームの折りたたみヒンジだと思います。
ハンドル周りやハブは部品交換出来ますがメインフレームは交換できませんのでこの補強の安心感はありがたいですね。
そんなわけで、噂のK3乗ってみました。
僕の中では、ここ10年のダホンの中でも5本の指に入る名作だと思ってます。
ちなみに他のノミネートは、プレスト、ジェットストリーム、スピードプロTT、昔のボードウォーク、ヘリオス、チャオなどなどといった感じでしょうか。
ちょっと褒め過ぎてる感ありますが、ダホンさんはラインナップが幅広いので、必要としている人にピタッとハマる名作が定期的に出て来るのが良いですね。
このK3の場合は輪行で旅したい方、できるだけ気軽に折りたたみ&持ち運びをしたい方におすすめです。価格も82,000円(税別)というのはかなりコスパ良いと思います。
お問い合わせお待ちしております。