こんにちは。中津店よりナカがお届けいたします。
SURLYの人気車種MIDNIGHT SPECIALがようやくやってきました。
サイズは50cm、グロスブラックです。
今回の入荷は完成車でタイヤのサイズは650b x 47c。
最初に発表されてからもそこそこ経ちますし、仕様やレビューについてはいろんなサイトやSNSでみなさん色々仰ってますし、僕が語るほどのことは無いのかもしれませんが、もし購入を迷ってる方がいらっしゃいましたらこう言って差し上げたい「迷ってる時間がもったいない」と。
おそらく他にも候補があるかと思いますし、例えば僕らが推している(僭越ながら当社製造です)のEBS STUFFなんかも近いコンセプトで軽量なのでめっちゃいいですが、たぶんMIDNIGHT SPECIALもまた間違いのない選択の一つだと思います。
自転車で走ることをオールマイティな1台で楽しみきるなら個人的にはこのスペックが最適解だと思ってます。
まず、自転車自体がとてもシンプルであること。
堅強なクロモリフレームにフロントシングルという構成なので、故障や破損の心配が少ないのでメンテナンスに時間や費用をとられることなく純粋にライドを楽しめます。
フロントシングルだと山坂道が不安ですか?
フロント40txリア42tでタイヤ径が650bですからね。大概の坂道はカバーできますよ。
もちろんロードバイクと比べるとギアの選択肢が少ないですけどレース出る訳じゃないですからね。
次に、あらゆる要求を受け入れてくれること
基本的にはそこそこなスピードを伴ったライディングを視野に入れて設計されているモデルですが、フェンダーやキャリアの取り付けも可能な設計です。(サーリーらしさ、ですね。)
自転車に乗る環境や扱い方は人ぞれぞれ、さらに言えば長く使える自転車なので10年、20年は使い続けられます、なのでその時々の生活スタイル・ライドスタイルに合わせてスピード重視にも、ロングライド重視にも、街乗り重視にも合わせていけます。
総合的な乗り味が心地よいこと
ブログではもう十数年自転車のレビューを書いてますが、あまり「乗り味」とか曖昧な言葉は使わないようにしてます。が、使ってしまいましたすみません。。。
決して軽くない自転車(使用しているパイプががっしりしてますもので、しょうがない。)ですしタイヤも太めなのでスルスルと風のように走る自転車ではありませんが、軽量で弾力のあるクロモリロードバイクのような、素材からくるある種のクセみたいなものは感じないのが心地良いと思ってます。
弾力(バネ感)ありきのクロモリフレームはもちろん疲れにくくて自然に力が地面に流れている良さがあるんですが”○○ありき”みたいな前提を忘れさせてくれるがっしり系フレームの精神的に気楽な良さがMIDNIGHT SPECIALの魅力なのかも。と思います。
もしあなたが自転車ツウでなくても何の気構えもなく楽しめますし、自転車ツウなあなたも妙な蘊蓄なしにただペダルを踏んで前に進む、ってことを純粋に楽しめると思います。
あと、前途したとおりとてもシンプルな構成で故障因子が少ないのも精神的にラクです。
「乗り味」ってスペックや体感だけじゃなくて精神的な部分も大切だと思うんです、僕は。
実際乗っていただくにあたっては。
僕がSurlyを販売するときに心配しているのは、日本人の体格に合っているかどうか、ということ。
やはり設計は欧米人の体格をベースに考えられていると感じます。
本気でタイムを競うレース用の自転車なら最高の効率を目指したライドポジションを目指す訳ですが、Surlyってそうじゃない。
乗り手が一番楽しい、って思えるポジションで乗って欲しいのである意味ポジション設計が難しいのかもしれません。
例として、僕(身長175cm)が写真のフレームサイズ50に乗ってみたら、、、
フレームサイズはもちろん小さいです。(普段は小さめが好きでロード系の自転車は54cmを選んでます)
でも最近めっきり自転車に乗る距離が減って(昔は毎月500km走ってたんだけどなぁ)体幹弱ってる僕にはトップチューブ長はこれでOK、ハンドル幅もちょっと広いので小さいのに変えたいな、とか思います。
僕は手足短めな完全昭和人体系なので、こんな印象です。
ちなみに今後の当店のSurly事情は、
カラテモンキーのフレームセットが3サイズ入荷しましたのでとりあえずMサイズを乗ってもらえるように組み立てようと思っています。
あとディスクトラッカーの26インチ(フレームサイズ50cm)も可愛く組み上げる予定です。