大阪・南堀江と中津のライフスタイル自転車専門店

中津店:SURLY BRIDGE CLUB

中津店よりこんにちは。ナカです。
このブログでは初のご紹介となる「SURLY」(サーリー)でございます。
中津店ではSURLYの取り扱いを始めました。
今まで、姉妹店のVELO STYLE TICKET(東京・築地)では扱っていましたし、お客様のメンテナンスもお持ち込み多いメーカーなのであんまり初めまして感ないんですが、僕らもずっと取り扱いしたかったブランドなので嬉しいですね。

さて、今回は「BRIDGE CLUB」
橋部です。サーリーさん曰くサイクリングしながら橋の下でダベる。そんな自転車だそうです。(乗らない部分にフォーカスするなんて最高の商品コンセプトじゃねえか!)

自転車のスペックについてはこのブログではあんまり触れないようにしてたんですが(つまんないからね。)この車種のスペックが好きなのでまずはスペック紹介から。
フレームはがっしり系のクロモリ。フロントフォークもクロモリ。サスペンションなんか必要ありません。
シンプルなスローピングデザインのフレームにキャリアや泥除け、ボトルケージなど諸々を付けられる穴がいっぱい。数えてみたら30個ぐらいありました。
一応ツーリングカテゴリーのモデルなので荷物のせオプションがたくさん付けられる仕様になっています。もちろんサーリーさんなので穴の位置も非常にポイントを弁えてらっしゃいます。

標準でついてるタイヤは27.5×2.4。
最大で幅2.8まで入る設計になってるので、リジットフォークで山を駆けたい方はご参考に。(個人的には非常に好きなスタイルです)
ちなみに700cなら47cまで、26インチなら2.8まで入ります。
ホイール周りで僕が気に入ってるのはハブがクイックリリースで固定してる点。
スポーツ車がどんどんスルーアクスルを採用している昨今にクイックリリースです。
しかもフロント100mm x リア135mm対応です。
(135-141mmコンパチ設計なので完成車は141mmハブを使っています。)
もちろんフレーム剛性やディスクブレーキとの兼ね合いも考えればするアクスルがいいのは確かなんですが、街乗り重視はの当店としてはクイックで十分、いやクイックの方がいいんじゃない?って思ってます。
僕らは自転車を作る方(EBSってブランドやってます)から身にしみてわかりますが、クイックとスルーアクスルって制作コストが結構違うんです。完成車にすると数万円単位で変わってきます。
そういう点でも必要以上にコストをかけないで、必要十分なスペックで設計しているサーリーさんに拍手です。

当店在庫の写真のものはハンドルをクランカーバーに変更しています。
弊社EBSとNITTOさんの別注モデルで後ろに大きくバックスイープしているのが特徴のEBS-40ハンドルバーです。
ちょっとユル目のスタイルに似合いますね。
ハンドル位置が少し高くなって乗りやすいです。
ちなみにブリッジクラブのオリジナルのハンドルは幅75cmもあって、それに合わせたブレーキホースの長さなのでハンドルが少々高くなってもブレーキホースはそのまま、ハンドル交換可能です。

このモデルのコンセプトは長距離やスピードを重視しないツーリングモデル。なのだそうです。
スペック重視なスポーツ車に於いてはだいたいシリアスで時にオーバースペックな用途に合わせた設計がされますが、この自転車は距離もスピードも一旦置いといて、どこへ行くか、誰と行くか、行った先で何するか、が大事なんですね。その上で快適なスペックで仕上げるとこんな自転車になる、という素晴らしい見本のような1台だと思います。
普段使いからちょっとしたツーリングまで、普段着のままでいけて、大事に乗ればおそらくずっと、ライフスタイルに合わせてカゴやキャリアを付けたりして永く乗り続けられる自転車です。
一生モノのつもりで買っても本当に一生使えると思いますので安心してください。