大阪・南堀江と中津のライフスタイル自転車専門店

MASI Fennec Touring Flat 8

初代Fennecから3年目、第2世代のFennecの追加便が先週入荷しました。
この第2世代からはタイヤ径が少し小さく、代わりに太めのタイヤを採用しています。
車名も「Fennec Touring Flat 8」となっています。

自転車の20インチってややこしい話ですが2種類の規格がありまして、一つは直径が大きめで細いタイヤが中心の「451」<ヨンゴーイチ>ってのと、もう一つは直径が小さめでロードバイクみたいな細っそいタイヤからマウンテンバイク見たいな太っといタイヤまで広く用意されているのが「406」<ヨンマルロク>っていう規格です。
(それぞれの呼び名はタイヤの直径に由来しています)

Fennecは後者の406のほう。
451にはない太めのタイヤを採用しています。
BMX用のタイヤが使えるので選択肢も多くて、もっと太いものとかも入れることができます。
逆にロードバイクみたいなシュッとしたタイヤも使えます。

まぁそんなタイヤ規格の詳細はどうでもよくて、重要なのはFennecが今回もきっちり世間のトレンドをいち早く嗅ぎつけて第2世代を投入してきてくれたって事です。
ミニベロに限らず自転車のタイヤはロードバイクもマウンテンバイクも、クロスバイクだってここ数年でちょっと太めになってきています。
そんな訳で当店が割と得意なミニベロでもタイヤ太めなモデルがじわじわと売り場でハバを効かせております。

当店のタイヤ太めのミニベロだと、ternのAMP F1とかRITEWAYのグレイシアあたりが筆頭ですが、コダワリ系だとVelo OrangeのニュートリノとかMoultonのTSR-9にも太タイヤバージョンが存在します。
あと個人的にはBRUNOのMixteとかSkipperなんかにカスタムで太タイヤに変更するもの好きです。

実はこういう太めのタイヤって女性のお客様からの支持が非常に多いんです。
エアボリュームが増えるので乗り心地も良くて安心感もある、っていう理由ももちろんですが、最近の服装のトレンドとも影響しててある程度ボリュームあるシルエットの方が服装とも合わせやすいっていう気もします。

さて、自転車全体の特徴としては第一世代のFennecから引き継がれたストリート感アリアリの小気味良い取り回しの軽やかさは健在であります。
ハンドル高め&ちょっと全長が短めに作られてるのがミソなんですね。

他には、第一世代と同じく細部にもこだわりを感じさせてくれるのがMASIさんのいいところで、ちょっと男前な雰囲気のセンターバーが入ったアップハンドルや、BMXタイプのステム、シンプルだけどアメリカのカスタムパーツメーカーが作りそうなデザインのチェーンリングなどなど、この価格に収めるにはそれなりの苦労があるんだろうと自転車屋視点で感心してしまう内容です。
ちなみにヘッドパーツが金色なのが、判る人だけ判れば良い的な90年代的配色になってるあたり、そんな気骨も個人的には嫌いじゃないですよ。

現在店頭にあるカラーはマットブラック、ネイビー、イタンリアンオリーブ、マットモスグリーン。
マットブラックとネイビーは多分想像のつく色だと思うんですが、オリーブとグリーンは店頭で見てみてください。めっちゃいい色なんですが写真で表現できているかどうか、、、ちょっと不安です。

価格は97,900円(税込)
7000円アップでドロップハンドル仕様もございます。
12月以降は値上げになる可能性がありますのでお早めにどうぞ。