大阪・南堀江と中津のライフスタイル自転車専門店

BESV PS-1

当店ではコンスタントに人気の電動アシスト自転車BESVのPSシリーズ。
アルミフレームのPSA-1とカーボンフレーム(!)のPS-1の2車種が特に人気で、価格はPSA-1が215,600円とPS-1が316,800円(税込)とざっくり10万円の違いがあるのですが、ここ最近の傾向でいえばPS-1の方がやや人気という感じです。

なので本日のブログはPS-1とPSA-1の違いについて、10万円だけの価値はどこにあるのか、という点を中心にご紹介したいと思います。

PSA-1(アルミフレーム)とPS-1(カーボンフレーム)の違い。

まずはフレーム素材。
なんと言ってもこの違いが一番大きいのです。
これにより車体重量はPS-1は17.4kg、PSA-1は19.6kgと2.2kgも違うんです。
後述しますがもちろん他のパーツも違うので総合的に、ですがカーボンフレームに占める割合はかなり大きいと思います。
17.4kgといえばだいたい一般的なママチャリぐらいと思ってください。

デザイン面でいえばこちらは個人の好き・嫌いもあるかと思いますが、基本的には同じデザインコンセプトで、PSA-1はパシっとアルミらしい直線で構成されたデザイン。PS-1はカーボンならではの成形特性を活かして艶かしい曲線を描いています。
今回の写真はレッドなので特にまるで某スーパーカーのような力強くもあり、セクシーさも感じるような曲線がめちゃくちゃカッコいいです。

次に大きな違いはブレーキ。
どちらもディスクブレーキですがPS-1は油圧式。
軽い力でバチッと止まります。
電度アシストの場合、車重がどしてもそれなりになりますのでブレーキがしっかりしているのはストレスがぐんと減ります。
せっかく電動アシストで漕ぐ力が少しで済むのだからブレーキも極力少ない力で楽に動作して欲しいですよね。

因みに、ブレーキレバーからは油圧ホースともう1本ケーブルが出ています。
これはブレーキを握っている時は電動アシストがOFFになるためのものでバッテリーの持ちとスムーズな走りに一役買っています。PSA-1には残念ながら無い機能です。

続きまして、サスペンション。
外見からはぱっと見でわからないのですが、サスペンションも前後ともにグレードが違います。
他車種と比べた時のPSシリーズの魅力(このカッコいいデザインを除けば)は前後サスペンションによる乗り味の良さにあると私個人的に思っております。

通常の電動アシストでない自転車だと重量増になるし、漕いだ力がサスペンションに吸収されるのでよほどの凸凹道を走らない限りは無用のサスペンションですが、重量も漕ぐ力も電動アシストが全てカバーしてくれるのでもうメリットしかありません。
そんなPSシリーズ最大のポイントとなるサスペンション。
PS-1とPSA-1の違いはと言いますと、単純にそれぞれのグレードです。
フロント側はPSA-1に比べPS-1で使われているタイプの方が調整幅が広くコシがあるので、無駄に動きすぎない点が優れていると感じています。
リアの方は、PS-1にだけネガティブ側のエア圧調整機能がついています。
こちらもより無駄のないスムーズな動きになっています。

ここまでの3点が大きな違い。
残りはちょっと些細なというか、上記3点のグレード感に合ったパーツチョイスになっている感じです。
PS-1の方はドイツのシュワルベ社のビッグアップルというタイヤが採用されています。
それなりの上級クラスの電動アシストでは最もよく使われているタイヤじゃないでしょうか。
ボリューム感から来る乗り心地、耐久性、転がり抵抗の少なさが特徴の電動アシスト車用としては非常に優れたタイヤです。

あとサドルとグリップもPS-1とPSA-1では違うものがついています。
この辺は好みの問題かもですが、PS-1の方がシュっとしておりますね。特にグリップはERGON製、僕自身もこのグリップは愛用してましたがとても使いやすいのでおすすめです。
総合的なデザインを邪魔しない洗練された感じですね。

と早足で説明しましたがざっとこんな感じでPS-1とPSA-1は違います。
フレーム素材がアルミかカーボンか、という違いだけで10万円違ってもおかしくないと思うのですが、ブレーキやサスペンションも考慮するとこの10万円の違いはかなり意味あるんじゃないかと個人的には感じています。

ちょっと話は逸れますが、BESVのPSシリーズをご検討の方に申し上げたいポイントは意外とこのシリーズ最初に作られ始めてからの期間が長いということ。
電動アシスト自転車にしては結構ロングセラーなんです。
その間に徐々にではありますが改善されていますし、国内のサポート体制も整っています。
まだまだ開発の余地がある電動アシストの世界、巷の走っているものを見ても自転車メーカーとして経験の浅いメーカーさんの製品もしばしば見かけます。
普通の自転車のように壊れても汎用部品で治せないことも多い電動アシスト自転車なのでサポート体制も含めてご検討頂くのがポイントかと思います。

ちなみに今回撮影させていただいた車体は、フェンダー、ライト、リアキャリア、前かごをオプションで付けさせていただいております。
3月末までならキャンペーンで少しだお得にオプションが付けられますので、詳しくは店頭にてご相談くださいませ。