SURGE Xとかいてサージュ・カイと読むのが正解だそうで。
正確にはXじゃなくてχなんだと思います。
そんなひとクセあるところも含めて抜群にカッコいいternの新モデルが届きました。
もともと誰がどこから見てもカッコいい、SURGシリーズですが、さらに完成度を高めたモデルがこちらのSURGE Xといったところでしょうか。
パッと見た感じはメインフレームは普通のSURGEと同じ?と思われそうですが、ちゃんとこのSURGE X専用にデザインされたフレームで使い回しじゃありません!
ヘッドチューブのテーパー具合やシートステーの繊細なライン、トップチューブの形状などなど細部をブラッシュアップされている感じです。そして何より溶接部がスムージングされている点が格の違いを明確にしていますね。眺めながら日本酒なら1合ぐらいいけるレベルの仕上がりです。
コンポーネントはシマノ105。
これは僕もよく使うテですが、105のブラックは一番素直に黒いんです。
自転車の格からするとその上のアルテグラを採用しても悪くないんですが、若干メタリック感が出てくるのでフレームデザインを邪魔しかねない、というわけでデザインに馴染む105を選んでるのではないかと勝手に予想しております。
ちなみに105を採用することでフロントギヤは53tが使えるのもミニベロには嬉しいですよね。(普通のSURGEは52tです。)
あとルックス面で特筆すべきはディスクブレーキ、と採用したホイール周り。
フロントは当店でも人気のKITT DESIGNのカーボンバトンホイール。
カーボンホイールだとやはりリムブレーキの摩擦が気になりますのでディスクブレーキが相性いいですね。
リアホイールは敢えてカーボンバトンホイールではないKINETIXのホイールを。
自転車全体のデザインを見てみると前半分がボリューム感あるフレームとカーボンフォーク、そしてカーボンホイール。グラフィックは少なめでブラックで完全に統一されています。
後ろ半分は対照的に細めのシートステーにスポークホイール、グラフィックもフレームの後ろ半分とリアホイールのみとなっていて、前後のコントラストでデザインを捉まえてもらうとデザイン意図が見えてくるんじゃないでしょうか。
きっとこれが後ろもバトンホイールで全体的に真っ黒な車体だったらつまらないんだと思います。よく考えられてますね。流石です。
褒めてばっかりなのもアレなので、ちょっと残念な点を挙げるとするとステムとハンドルバーはもうちょっと色っぽいデザインのものに変えたいなーとか思ってます。
もちろん可もなく不可もない感じのパーツチョイスなので悪くないんですが、ステムとハンドル、あとバーテープをもうちょっと質感の良いもの、前途の通りフロント前半分はボリューム感とブラック限定で。にすればかなり隙のない完成度の自転車になると思います。
ご購入を検討中の方は是非店頭でご相談くださいませませ。
ちなみに価格は283,800円(税込)でございます。
カーボンホイールとシマノ105、フレームの仕上げなどを考慮すると納得かと。
まずは店頭で実物をご覧になってください。お待ちしております。