年末に買って頂いたtokyobike liteをカスタムのご依頼でお持ち込み頂きました。
もともとはノーマルの車体にアメリカのWALD社製の前カゴを付けただけでしたが、1ヶ月と少々乗って頂いて気になった点をいくつか改善&グレードアップのご相談でした。
改善点その1はスタンド。
1本足のスタンドだとどうしても前カゴとの相性が悪くて・・・
カゴの重みで駐輪した時に転けやすくなってしまいます。
そこでスタンドは2本足のものに変更。
足2本と前タイヤ3点で地面に設置するのでだいぶ安定感は増します。
続いて改善点その2。
お尻が痛い・・・
これはまぁ千差万別なのでどう改善するかはご相談しながらなんですが、今回は見た目のかっこよさも重視してBrooksの革サドルに交換しました。
Brooksと言っても種類がたくさんあるんですけど今回のチョイスは、B17スペシャルのSサイズ。
Sサイズっていうのはあまり見かけないと思いますが、前後の長さが短く、横幅もほんのちょっと広い、簡単に言えば女性向けモデルです。
つける車体によってはサドルが小さすぎてアンバランスになりますが、tokyobike Liteとは相性いいですね。
通常サイズじゃなくてSを選ぶなんてツウですね。
最初はもう木でできてるみたいに硬いサドルですが、最初だけ我慢してください。馴染んでくると革の繊維がなめされてしなやかに、そして乗られる方のお尻の形に革が変形しますので、自分だけのぴったりサドルに仕上がっていきます。
ちなみに最初に変な角度でサドルを付けちゃうと変な形に変形しますので、自身無い方はショップで取り付けてもらってくださいね。
あとついでに革サドルをつけるともれなくグリップも同じBrooksの革製のものに変えたくなるのでご注意ください。
最後に改善点その3はギヤ比。
この自転車の場合乗られる方のターゲットが基本的に女性なので、ということなんでしょうけどギヤ比が割と軽めなんですね。要するにペダル一漕ぎで進む距離が少し少ない、と・・・。
これはこれで踏む力が少なくて済むので軽快なんですけど、実は案外女性の方がゆっくり回してたくさん進む、ギヤ比の高い設定の方が好まれるってこと僕らショップのスタッフは度々感じてます。
そんなわけで後ろギヤを一回り小さいものに変えてみました。
今回の場合18tから16tに変更したので、ペダル1回転で進む距離は計算上、オリジナル:3.9m → カスタム後:4.38mとなりまして25%プラスになりました。
漕ぎ出しこそ少々重くなりますが、同じストレスを感じていた方は店頭でご相談ください。
そんな訳で不満を改善して一皮剥けてていい自転車になったtokyobike Liteでございます。これからも末長く使ってもらえたら嬉しいです。
余談ですが、前カゴに載ってるバッグはWALDの前カゴピッタリサイズで制作されているBlue lugさんのトートバッグです。僕のおすすめで乗っけて写真撮ってみましたが今回は不採用でした(笑)
tokyobike Liteはこの春に新モデルに切り替わりますので、間も無く終了となるモデルです。
購入ご検討の方は今すぐご注文しないと無くなりますのでご注意ください。
(すでに人気色のアイボリーは完売終了しました)