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待望の Dynavector DV-1 いよいよデリバリー間近です!

試作機の発表以来、一部のマニアたちをソワソワさせているDV-1。

量産型(と言っても非常にこだわりパーツの塊なので数量限定ですが)が完成し、10月1日デリバリー開始との案内が届きました。

車両の詳細については姉妹店のVelo Style TICKETのブログでも紹介しておりますので、前々から気になっていた方は是非ご覧ください。

そもそも何者なのか。。。

このメーカー名「Dynavector(ダイナベクター)」は、知っている人は知っていると思いますが、英国Moulton社の国内総代理店さんです。
そのいわゆる”中の人”であり、国内で誰よりもMoultonを知る男、富成二郎氏が着想より10年の歳月をかけて作り上げたモデルがこのDV-1なのです。

Moultonとの関わり

見ての通り、Moulton博士の設計思想を踏襲したものであることはこのDV-1のデザインから見て取れると思います。
実際、Moulton社と関わりが深く、設計を理解されている氏だからこそできることであり、このDV-1量産モデルはMoulton社にも送られるそうです。(今後Moultonの製品として世に出る可能性もあります。)

DV-1の独自性

前途の通りMoultonと設計思想を同じくしていると思われますが、大きく違う点が2つ。
Moultonのトラスフレームが部材を細かく溶接して強固に組み上げられている点に対し、DV-1はコアとなるフレームにワイヤーでテンションをかけて剛性を確保しています。
もう1点は、フロントサスペンション。
Moultonはスプリングをフレーム内に納め、バネを圧縮しながら動くのに対し、DV-1では外に露出したスプリングを引っ張って動く形式になります。メンテナンス性も良さそうです。

また、今回お伝えしたかったことの一つに、ほとんどのパーツが日本製である点が挙げられます。
リアサスペンションのラバーコーンまでもがこのDV-1のために特別デザインで作られます。
その他の部材も有りものの流用ではなく、DV-1のための専用設計で固められています。
塗装に関してもフレーム材に負担のかかる構造のため、通常の塗装を避けセラミックコートを採用しています。

DV-1の乗り味は。。。

こうやって書いている僕自身まだ乗っていないので、書きようもないのですが、、、
このフレームデザインでスポークのない状態でも、その程度の剛性の自転車ってあると思います。
そこにスポークによる強度が加わると・・・?
Moultonの場合は複数のパイプ等の溶接による剛接合ですが引っ張り方向だけで支えるスポークとの違いは・・・?
前後サスペンションの具合は・・・?(センターピポッドの位置や構造も随分違うらしいです。)
気にになる点が山盛りです。
ぜひ試乗車をお借りして体感して見たいところです。
お借りできた際は試乗会しましょうね。

とりあえず、1台。
当店には入荷予定です。
もちろんフレームセットでの販売となりますので、パーツ構成はご相談ください。
ちなみに価格は499,800円(税込)です。
富成氏のアナウンスをそのままを抜粋しますと、「最初は思い切って安く設定して景気よく売ろうということで」だそうです。次の生産分からは値上げ必至です。
スラムの電動対応フレーム「DV-1 E Type」も同価格です。
ご予約お待ちしております。

ps.皆様の妄想を掻き立てるため、写真はできるだけ大きいものを掲載しておきました。
クリックして拡大して見てください。