はい、泣く子も黙る、本気で走れる折りたたみ/ミニベロの代表格、P-20RCであります。
一つ下の兄弟車種P-20Rは2020年先行モデルが入ってきていましたが、数週間で完売してしまいましたが、今回は先行入荷ではなく、正式な2020年モデルになります。
P20Rとの違いは、フロントフォークがカーボンなのと、コンポーネントホイールのグレード、ドロップハンドルの採用、素材のグレードと言ったところでしょうか。要するにほとんどのパーツが差別化されているわけです。
今回の入荷分はもう2020年モデルという扱いになていまして
今回のアップグレードで気になっている点が素材はTANGEのプレステージ ジャパン に切り替わっているという点。
僕の世代だと、80〜90年代のちょっとハイグレードなマウンテンバイクで多用されていた、あの軽量パイプの!という印象です。
当時は完全に日本製だったTANGEさんも今では基本的に台湾製に変更されています。(特に台湾製だから品質が良いとか悪いとかなんてことはないと思いますし、そんな野暮な話はやめましょう)
注目すべきはプレステージ”ジャパン”だということ。
パイプを製造する上で最後の仕上げの焼き入れ作業をするのですが、その点だけは日本でやってます、という意味合いになります。
もっとも繊細な技術を要する部分だけは引っ越しできなかったんでしょうね。
さて、素材の話は置いといて、こちらのP-20RC。
ドライブトレインはシマノ105を使った2×11SpeedにフロントチェーンリングはKHSさんがやっているパーツブランド”Power tools”から56Tの大型チェーンリングを採用しています。
20インチ(451)のホイールで56Tなら十分に踏み応えあると思います。
ホイールは兄弟車種のP-20Rとは違い、ワンランク上のものが用意されています。
平断面形状のスポーク(いわゆるエアロスポークとかキシメンとか言われるやつですね。)にシールドベアリングの軽量ハブが使われていますね。
後輪のスポークパターンが左右ともに2クロスで組まれているのも個人的には好印象です。
個人的にはKHSさんの折りたたみやミニベロはシンプルかつ実直なデザインなのでバイクパッキング的な装備で固めてもよく似合うところが好きです。
暑さも落ち着いてきましたし、P-20にバッグをモリモリくっつけて旅行とか行ってみませんか?