「iruka(イルカ)」がやって来ました。
先週の週末、開発者の小林さんに連れられて来ていたので僕もいそいそと試乗させてもらっていたのですが、本日店頭試乗車と在庫が届きました。
紹介したいポイントは沢山ありますが、やはりまずお伝えしないといけないのは折りたたみ性能についてでしょうか。
写真の通り、たたん状態ではかなり高さを抑えた設計になっています。
20インチタイヤ一個分の高さにサドルがちょっと出てる程度の高さで公称値で48cm。オフィスの机の下にすっぽり仕舞っておけるサイズにしたかったんだそうです。これだけでも「あーわかるわー」って膝を打つ人は多いかと思いますね。
僕ら自転車屋としては折りたたみ部分の関節の作り込みや耐久性に関する配慮がとにかくになるのですが、ハンドルやフロントフォークの関節部分が特徴的で、たたんだ状態から戻す際には必ずパイプ同士が継ぎ手のように差し込んで繋げてその上からクランプで締め込むという方式を取っています。なので蝶番になっている部分は荷重を支えるわけではなくてあくまでたたむ際のガイド役なんですね。非常に好感が持てる作りであります。
ちなみに畳み方は非常に簡単で、このイルカの実物を初めて見るスタッフまっすんは全く説明なしでも特に迷わず1分以内で簡単に畳めました。
次にここは必ず紹介しておきたいと思っていたのは、折りたたみ性能もさることながら非常によく走る。ということ。
irukaさんのオフィシャルホームページの人が乗っている写真やオフィシャルのYoutube映像を見てみると乗っている姿が非常に自然なのがわかります。
程よくサドル-ハンドル間が広く取られていて、ハンドルの高さも体格に合わせて広い範囲で調整ができます。さらにメインフレームは一切折りたたみ機構を持たずがっちり作られていることやホイールベースが長めに取られていることもよく走る要因になっていると思います。
都市部や街中だけではなくポタリング&サイクリングのための1台としてもなかなか使える奴なんです。
僕なら淡路島とか行ってみたいですね。島一周はさすがに他の自転車の方が楽しいかもしれませんが海岸沿いをこの自転車で流すのはきっと間違いなく気持ちいいはずです。
あ、そうそう。
なんだかファンクション的な部分の説明が多くなってしまいましたが、デザイン面も面白い自転車ですよね。
名前の通りイルカっぽい滑らかな曲線が特徴的ですが、開発者の小林さんはこういったツルっとした動物が好きなんだとか。ex.カバとかですね。
あともう一つこのデザインと折りたたみ機構の発想の原点はソムリエナイフなんだそうです。
確かにそう言われれば納得です。
そんなわけでノベルティーとしてirukaマーク入りのソムリエナイフを作っちゃったそうです。
記念に3つ頂きましたので、irukaをお買い上げの先着3名の方に差し上げます。
余談ですが、元料理人のスタッフまっすんもなかなかいいナイフって言ってましたよ。
在庫は本日時点では1台のみですが近いうちに追加がやって来ます。
ある程度在庫が売れてしまったら次は工場での生産を待つことになる可能性がありますので、気になっている方は早めに店頭の試乗車に乗って頂いて、ご購入の検討をお願いします。
まだまだ新参ブランドですが、当店の姉妹店Ticketをはじめ関東では先行発売されていて大きなトラブルは出ていない&小さなトラブルは解消済みなんだそうです。これから先、まだまだオプションパーツも充実して来そうなので、楽しみなブランドですよ。