大阪南堀江のミニベロ&折りたたみ自転車専門店

Moulton AM-7をメンテナンス。

久々に味のあるモールトンの修理を承りましたので、オーナーさまへのご報告も兼ねてご紹介させて頂きます。

Moulton AM-7です。
修理のご依頼内容はリアのラバーコーンの破損とフロントサスペンションの動作が硬いこと、それから後輪のアライメントの3点。
サスペンション周りは樹脂パーツも使われていますので経年劣化に伴いある程度の年数ごとに部品交換やメンテナンスが必要ですが、後輪のアライメント(正確にはタイヤが左に振っていました)はちょっと気がかり。。。。

では早速修理を。

リアのラバーコーンはちゃんとオリジナルの部品が入手できますので素直に交換して一安心です。
しかしこの崩れ方。。。今年は夏が猛烈に暑かったせいかこういった樹脂・ゴム系の部品交換は多かったように思います。特にリムテープとか顕著でしたので樹脂バンドタイプのリムテープは交換しといたほうがいいですよ。

話が逸れましたが、続いてはフロントサス。
作業量としてはリアの数倍かかりますので、私としてはこちらがメインディッシュです。
お持ち込み時点の症状としては動きの硬さ。特に初動に引っ掛かりがあるような感じです。
長年使い込まれたモールトンならよくある症状ですが少々苦労させられました。
基本的には完全に分解して清掃・グリスアップ・組み付けという普通のオーバーホールですが、今回はスプリングを抑えている樹脂ピストンが変形して抜けない、というこちらもモールトンではよくあるトラブルを併発していまして、初日の作業は開始10分で頓挫&終了でした。他の部品を全て外しておけば時間が経つと自然に抜ける場合もありますので期待しつつ翌日の作業に持ち越しました。
で、翌日。全く変わってません。。。。
と言うわけで、今回問題のピストンの再利用は諦めて壊して外すことに。
ただ、壊して新しいパーツにすることで、同じトラブルが起きにくい対策品パーツに載せ替えできます(もちろんモールトン純正部品)ので長い目で見れば安心ですね。

外した部品は全てピカピカに汚れを落として再度組み付けです。
予想通り滑らかな動きが戻りました。

さて、ちょっと気がかりだったリアホイールのアライメントですが。。。
結論から言うと全然大したことなかったんです。
クイックシャフトが少しずれていただけでした。ホっ。
とは言えリア周りのズレや歪みはAM7ではちょいちょい見かけるトラブルですね。この年代のモールトンユーザーさんは気にしておきたいポイントです。

といわけで気持ちよく修理できました。
今回はお預かり期間も長かったので各パーツは外したついでに作業工賃がかからない範囲で拭いています。外した時にしかできない作業ですからね。
お急ぎの作業の時は少々汚れていてもやむなくそのままになりますので、修理は出来るだけ時間に余裕を持ってご依頼いただけると嬉しいです。
モールトン以外のメンテナンスもお気軽にご相談下さいませ。

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