実は僕たちの予想を上回って評判が良いダホンのダッシュ・アルテナ。
一見、折りたたみ自転車には見えませんが、畳めるんですねこれが。
車体の真ん中あたり、上下のパイプにある六角ボルトをコキっと半回転ほど緩めると車体が真っ二つに折れるんです。
さすがに他の折りたたみモデルに比べると畳んだサイズは小さくはないですが、開いた状態が自転車としては最も安定しているダイヤモンドフレーム形状なので、実際乗ってみるとしっかりした漕ぎ応えでとても安心感があります。
見た目が普通っぽいのに畳めるということは、普通のミニベロに施すようなカスタムも同じように採用可能で、畳み方もシンプルなので、例えば、泥除けやリアキャリア、フロントラック等を取り付けても比較的折りたたみに影響しにくいという素晴らしいアドバンテージがあります。
と、言うわけで、この自転車をどんな風に使っていただこうかと、この記事のタイトル通り考え中な訳です。
まずは全くノーマルの状態で写真撮影がてら数分乗ってみました。
ダホンの車種ではよくあることなのですが、他の折りたたみメーカーに比べておそらく想定している身長の振り幅が広いのではないかと思います。
そのためハンドル-サドル間がやや広めに感じます。
今店頭にあるのはMサイズ(小さい方)なので僕の身長では小さすぎるのですが、サドルは低すぎるけど、ハンドルはそんなに近くない(街乗りだとアリかもと言うぐらいの近さ)に感じています。
そこでインスピレーションを得まして、ステムを店内スタッフ間で話題再燃中のVelo Orange Cigne Stemに変えて高さを出してみました。
シートピラーを出し気味にしてバランスを取ったらいい感じにユルめのツーリングバイクの雰囲気でいけるんじゃないかと。。。
と言うわけで、まずは仮組みしてみました。
今回はあくまで仮のカスタムなので、ワイヤーもつながず、ネジも締めこまず、組み跡を残さずにパーツを当てるだけです。
ステムを交換して、サドルをBrooksのB-17に。リアキャリア&パニアでロングツーリングにどうぞ。と言う雰囲気です。
ボトルケージは1個しか付けられませんがとりあえず付けておきましょう。
欲を言えば、アルミ製のドロヨケに三ケ島のペダルぐらいは最低限装備したいところですが、今回はあくまで仮なのでここまでにしておきます。
どうでしょうか。
仮組みなので乗れてませんし、ステムもコラムを切ってあと2センチほど低い位置につけるのが本来の姿なのでなんとも言えませんが、きっといい感じにユルくて可愛い感じだと思います。
この路線でご自身の一台を仕上げてみたい方はぜひ店頭にてご相談くださいませ。
個人的には「ミニベロでしまなみ海道とかツーリングしてみたいけど、タイヤ外して輪行とかムリムリムリムリムリ・・・・・」と言う女子にお勧めしたいです。(あ、おじさまも遠慮なくどうぞ。)
最後になりましたが、畳むとこんな感じです。
そこそこボリュームありますが、ハンドルはボルトを緩めて横向けにしてもいいかもしれませんね。
ちなみにお値段はノーマルの状態だと128,000円(税別)で、この記事を書いている時点では写真のMサイズが1台のみ在庫あります。
それでは皆様のカスタムアイデアお待ちしております。