KHSのPシリーズの新作でございます。
以前のブログで発売時期の事だけ少し触れていましたが、もちろん入荷しております。
遅くなりましたがあたらめましてご紹介しますね。
KHSのPシリーズといえば、走行性能を重視したやや硬派なミニベロというニッチでマニアックな存在でしたが、今回はストリートモデルとして出してきたのがP-20Aでございます。
アルミフレームで小さく組んだシンプルなダイヤモンド形状のフレームデザインは予想通り硬めの印象で、ペダルからの入力をバシッと伝えてくれます。
上位機種に使われている「ソフトテール」(後輪からの振動を吸収する機構)は省略されていますが、その分反応が良くなっていますし、ほかのPシリーズに比べて太めのタイヤ「MAXXIS TORCH 20×1 3/8」が割と相性良いようで、ほどほどにマイルドにしてくれていますので、フレームの硬さから来る乗り疲れもあまり気にしないで良いと思いますし、アスファルトへの食いつきも良いタイヤなのでキレのある走りが楽しめます。個人的にはこのタイヤ好きです。
フレームのジオメトリはシートチューブとヘッドチューブが大きく後傾した設計になっています。
これが楽しいんですよ。
シートチューブが後傾している為、ややペダルを蹴り出す感覚になり、重心が低く安定する感覚と、ミニベロらしいクイックな感覚が合わさって独特な乗り味です。
KHSさんのカタログ上でも「ストリートモデル」という言葉が使われているように、ちょっと曖昧ですがストリート感と言われればなんだか納得してしまう乗り味ですね。
体格に合わせてハンドル高さは5cmぐらいの幅で調整可能です。もちろんステムを交換すればもっと調整はできますので、身長小さめの女性の方もぜひ店頭で跨ってみてください。フレームが小さいのでサドル位置はすごーく下げられますし、乗り降りもしやすいですよ。
少し細部も見てみましょう。
後々のカスタムも可能なようにフロントディレーラー台座がついています。
もちろんワイヤーガイドもついてますよ。
クランクはそのままでチェーンガードの代わりにギヤを追加するかたちでもチェーンラインは許容範囲だと思います。(検証してないので目測&予想ですが。。。)
まぁ、フロントダブルにカスタムするなら上位機種のP-20Rなんかを購入した方が良いかもしれませんが、お持ちのパーツが余っている方は手を加えてみても面白いと思います。
そのほかの細かい部分では、リアキャリア用のネジ穴が用意されています。
でもってリアキャリアをつけた時にキックスタンドをダブルレッグにしたい場合にも対応しやすいスタンド取り付けプレートもBBの後ろに付いていますよ。(でも標準で付いているキックスタンドはシートステーにつけるタイプです。安定感重視、ということでしょうか。)
それから、特徴の一つでもあるハンドルの折りたたみですが、輪行はもちろん、室内保管される方にもきっと便利だと思います。
ハンドルを畳まない状態だとハンドル幅57cm(グリップ含む)程度の幅が必要ですが、ハンドルを畳めばおよそ35cmの幅で収納可能です。
サドルを下げるが抜いてしまえば、高さは約80cmです。
今この記事を書いている時点では3色とも在庫ありです。
ペダルこそ別売りとなっていまして、ややコストカット感は否めませんが、この内容・この走りで6万円というのはなかなか嬉しい価格設定だと思います。
今なら3色とも整備済みなので即納可能ですよ。
あと、KHSといえば今週末に試乗会がございます。
後購入検討中の方は今度の土日がおすすめですよ。