大阪・南堀江と中津のライフスタイル自転車専門店

持ち込みフレームの続き。

こんにちは、前回の続きです。

前回は仮組までして、ポジションを合わせようって感じで終わってましたよね。
あの後追加の持ち込みパーツを持ってきてもらった時に、ポジションの確認をしました。
これで、あとは各部調整して完成まで持っていきます!

ここからは各部のパーツを紹介しながら、選んだ経緯もお話ししようと思います。

ホイール

ホイールはフレーム以外で一番の大物パーツなので、まず初めに決めちゃいます。

今回は値段を抑えたかったので、お金のかかりがちなホイールをしっかり削ることにしました。
使ったのはEBSのパッケージを作るときに使っている完組ホイール。
シルバーの完組ホイールは選択肢がほとんどないので、当店で手に入りやすいホイールを選びました。
基本は単品販売はしていませんが、バラ完などの時には提案させてもらう事があります。

タイヤ

お次はホイールに付けるタイヤ。
タイヤはお客さんのこだわりで、グレーでスキンサイドのタイヤがいいとのこと。

多くの人はこの条件で「FAIRWEATHER」と「ULTRADYNAMICO」が思い浮かぶと思います。
太さやデザインを見て今回はウルトラダイナミコで決定。
グリップ力の必要な前輪に「ROSE」、より転がり抵抗を減らすために後輪に「CAVA」という
前後前後で異なるパターンのタイヤを選んでいただきました。

コンポーネント

コンポ周りは基本的には持ち込みパーツを使用。
ケンタウルのカーボンクランクやヴェローチェのディレイラー、SHIMANOのスプロケをミックス。
シフトレバーをダイアコンペのWレバーにしているので、メーカーがバラバラでもしっかり動作します!

サーリーにカンパはなかなか珍しい組み合わせですが、カーボンクランクがかっこいいですね。
ちなみにフロントディレイラーは元々カンパの予定でしたが、ネジが固着してたりで使えず。
SHIMANOのFDを入れてます。

ブレーキ系統

クロスチェックはカンチブレーキとVブレーキが選べますが、今回はカンチブレーキ。
カンチブレーキは制動力は強くありませんが、クラシックな見た目から人気がありますよね。
平坦な道やグラベルくらいであれば問題ない制動力はあるので、今回は見た目重視!

ヒルクライムやトレイルに近いオフロードにいきたい人は制動力が足りないので、
Vブレーキにしましょう。

レバーはTRPのブラケットレバーです。
ブラウン系のレバーをいくつか見てもらってイメージに近いのを選んでもらいました。
今回は参考にしていた自転車と同じのがたまたまお店にあったので、それを選んだ感じですね。

サドル周り

サドルは持ち込みのBROOKS C17、
シートポストはコスパのいいVIVAです。

シートクランプは色だけシルバーの指定でおまかせしてもらったんですが、なかなか欠品などで意外と丁度いいのがなくて苦労しました。
ケーブルハンガーをつける必要があったので、色々組み合わせを試して一番しっくり来た組み合わせで納車させていただきました。
こういった相性によって付かなかったりするパーツはある程度おまかせしてもらえるとスムーズです。

ヘッド周り

ヘッドパーツは丹下精機の丸いデザインの物にしました、ヘッドパーツといえばこの形。
ベアリングもシールドベアリングで回転もスムーズです。

コラムスペーサーはDIXNAのスペーサーです。
他のアルミスペーサーに比べて薄くなっているので、ステムとの段差ができないのがグッド。
カラーもたくさんあり、クロモリスペーサーよりも安価に済みます。
自分の自転車にも全部このスペーサーを使っているくらい個人的におすすめのスペーサー。

コラムはステムの高さに合わせて、30mmほどカットしました。

その他パーツ

他には、MKSのペダルや日泉アウターなど定番所を抑えてあります。

あと、今回私も初めて触れたGREPPのバーテープ。
裏面に両面テープではなく滑り止めのゴムが付いているので、外して洗えるというバーテープです。
カラーもたくさんあって、巻き直しができるのが魅力的ですね!

パーツのセレクトは大体こんな感じでしょうか。
最終的にかなりオールマイティな車体に仕上がった印象。
カラーもグレーパーツが入ってこだわりが出てますね。

今後こんな感じの持ち込み依頼も時々紹介しようと思いますので、ご依頼お待ちしております!
もちろん新車のバラ完依頼なども大歓迎です。よろしくお願いします!

それではー。