大阪・南堀江と中津のライフスタイル自転車専門店

DAHONの軽いやつ「DOVE PLUS」届きました。

台風一過で過ごしやすい大阪よりこんにちは。
今回は東海〜関東にかけてが大変だったようで、心よりお見舞い申し上げます。

ほぼミニベロ専門、という店内ですのでもちろん扱っています折り畳み自転車。
紹介する機会がやや少なめなんですが、結構得意です折り畳み自転車。
今回は、個人的にも入荷前からかなり気になっていたDAHONのDOVE PLUSのご紹介です。

こんな自転車です。

一言でいうと、ものすっっごく軽くて、畳むのが簡単、かなり小さくなる。そんな自転車です。
ちょっとした移動のために車に積んでおいたり、電車に積んで旅行先を自転車で巡ってみたり、単純に扱いが楽な軽い自転車が欲しい人にもオススメです。
ダホンのDOVEというモデルは以前からありましたが、このDOVE PLUSはさらに軽量&上級バージョン。無駄なことはせずにきちんと必要なスペックを投入してくれているそんなモデルです。

重量6.97kg。まだもうちょっと軽くできます。

このDovePlusはできるだけ無駄なく軽い部品を配して、少々の拡張性や乗りやすさも犠牲にしながら、軽さ優先で作られています。(安全性に関しては何も犠牲にせず一定の基準を満たしていますよ。)
折り畳み自転車としては最軽量クラスの、重量わずか6.97kgです。
「7kg近くもある物をたたんで持ち運ぶの??米より重いじゃん。」と思われるかもしれませんが、一般的な10万円以下クラスの折り畳み自転車だと概ね10〜12kgぐらいは普通です。
一般的なママチャリだと20キロ近くありますので、3分の1ぐらいの重さになりますし、逆に超高級ロードバイクも(規定がありますので)7kg弱ですので、どうか許してください。
多分これ以上軽いモデルを探すとお値段の桁数が1つ変わってきます。
個人的には、特別良いものでなくてもいいのでペダルを変更してキックスタンドも取っちゃって良いんじゃないかと思ってます。そうすればもう少し軽くなりますね。

乗ってみました。

身長176cmの僕が乗るには小さすぎるんじゃないかと思ってましたが、サドル高さはシートポストを最大まで高く上げてちょうど良い感じでした。
正確にいうとペダルを一番下に踏み込んだ時に膝がちょっと曲がるくらいです。ペダルを回すことだけに着目するとやや低めですが、こういう自転車ですので、ペダリング効率云々よりも乗りやすさ・扱いやすさを考慮するとベストと言えます。逆に身長180cm以上の方や手足がスラリと長い方はちょっと我慢してください。。。。

高さの面は難なくクリアでしたが、前後の”長さ”はどうでしょう。
結果から言いますと、176cmの僕でも移動手段としては問題なし。です。
軽さとコンパクトさ重視のモデルですので、決してこの自転車でノビノビとサイクリングを楽しもうという感じではありませんし、十分と言えるでしょう。
ちなみにハンドル中心からサドルの先端までの距離は44cm前後になります。

続きまして乗り味ですね。
14インチのタイヤなので初めて乗った瞬間はハンドルが軽くてふらつき感を感じるかもしれませんが、数分乗れば慣れますのでご心配なく。
別メーカーの似た車種とも比較しましたが、ポイントはハンドルの位置ですね。
こういう小さな折り畳み自転車は車体の小ささから後ろ荷重になりすぎて漕ぎにくかったり、不安定になったりするのですが、軽さとコンパクトさと価格を考慮してできる範囲でうまく調整してくれてる感じがします。
あとタイヤも良い感じです。選択肢が少ない14インチタイヤにおいて、5.9気圧の高圧にまで対応可能な走行感の軽いタイヤです、スイスイ転がりますよ。
あと、小さい自転車なのでみなさん気にされることだと思いますが、ペダル1回転で進む距離もしっかり設計されています。
フロントギヤを大きく、リアを小さくすることでしっかりギヤ比を稼いでいます。
具体的には、、、
フロント歯数42T × リア歯数9T × タイヤ周長99cm
≒ペダル1回転で進む距離は4.62m
となります。
26インチのママチャリと同じぐらい進む計算になります。

パーツチョイスも絶妙なのでチェックしていきましょう。
何が絶妙なのかと言いますと、費用対効果が絶妙なのです。
この車種は軽さが最優先なので、コスパよく軽さに直結する部分はかなり良いものが使われています。
例えばシートピラー。アルミ製ですが、従来のアルミ製シートピラーよりも160g軽いそうです。多分アルミそのもののグレードも違うんじゃないかと思います。(正式データがないので今度確認しておきます)
あと、クランク周りも、近年のスポーツ自転車に使われている2ピースクランクを採用してます。ギヤの中心部分が空洞になってるのわかります?説明すると長くなるので端折りますが軽くて強いものになっています。
逆に必要十分な性能でコストをかけてもあまり軽量化できないブレーキ関係などはそれなりの部品が使われていますし、グリップなど、軽量な物を使ってもあまりコストに響かないものはかなり軽いもの(握り心地や耐久性は落ちますが)を使っています。
あと、これはコスト云々より企業努力だと思うんですが、後ろのブレーキワイヤーがフレームの内部を通っています。
折りたたみの時に邪魔にならないし見た目の綺麗なのでここもポイントですよね。

説明長くなってしまいましたが、個人的にはこういう用途やコンセプトがはっきりした自転車は好きですね。
軽さを優先しながらできるだけ乗りやすく、コストもほどほどに。
という中ではかなり完成度高いと思います。
おもちゃっぽくないフレームカラーも良いですよね。
価格は78,000円(税別)
今回入荷のカラーはグランドネイビーです。