大阪・南堀江と中津のライフスタイル自転車専門店

Moulton TSRを買ったなら。。。。

今年度はどのメーカーさん完成車・パーツ共に値上げ傾向にありまして、このモールトンも例外ではなく、、、、
値下げの時も、値上げの時も判断が早い輸入元のダイナベクターさんはいち早く値上げを発表していましたが、特に売れ行きが変わらないのがこのモールトンTSR。
少々値上げしたと言っても分割モデルで27万円、非分割なら24万円で、あのモールトンが手に入るのですから。

モールトンのラインナップ中では一番低価格なこのモデル。
自転車好きの一つの終着地点=モールトン として購入される方もあれば、これをきっかけにモールトンの魅力にハマって上位モデルへと・・・という新たな終わりの始まりを迎える方もあります。

そんなTSRですが、いわゆる「お城製」とは違い、英国パシュレー社の熟練の職人さんによって作られています。
しかし、サスペンションなどはお城製のAMシリーズと共用のパーツも多く、他メーカーの自転車とは完全に一線を画す乗り味は十分に味わえます。
個人的にはもちろん上位グレードの乗り味がいいのはわかりますが、このTSRシリーズの乗り味も大好きです。
クルマ言うとフェラーリもいいけどアバルトも楽しいぞ。と言う感じでしょうか?(どっちも乗った事ないけど)

さて、前置きが長くなりましたが今日は、そんなTSRのカスタム基本編のご紹介。

まずはノーマルのまま乗っていただくことをお勧めすることが多いのですが、どんな車種でもコストの都合や大人の事情でちょっと残念なパーツが採用されていることもままありまして。。。。

TSRにつきましては、やはりモールトンですし、ちょっと細部にもこだわって素敵な一台に仕上げてあげたいと思うわけです。

そんなわけで、TSRの私のお勧めカスタムポイントをご紹介いたします。

まずはサドル。
もうここは説明不要ですね。同じ英国製ということでBROOKSで間違い無いでしょう。定番はやはりB-17ですが、
線の細いフレームが美しいモールトンですので定番のB-17よりちょっとシルエットが華奢なSwiftも個人的におすすめです。

続いてハンドル。
ハンドルバーがなぜかブラックなんですね。。。。

TSRの残念ポイントの第1位かもしれません。
シルバーに変えましょう。
オリジナルに近いストレートバーでもいいですし、ちょっとユルめのプロムナードバーもスーツで乗るにもオススメです。
先日のブログにもある通り「ハンドル、変えてみよう。」コーナーに色々ありますのでお好みの雰囲気や用途をご相談くださいませ。
あと、グリップもゴム製ではなくサドルに合わせてレザーでキメたいですね。
あ、ちょっと大掛かりになりますが、ドロップハンドルへの変更も承りますよ。

で、ハンドルをシルバーにしてアルミの綺麗な質感が際立っってくると、その下に。。。。
”なんでコラムスペーサーがカーボンなのか”問題が勃発します。どうしてもカーボンの質感が浮いてしまいます。しかも何段も積み重ねているのもややイケてないですね。
でもここはすでに対策済みでして、当店オリジナルのアルミ製の長〜いスペーサーを用意しています。
人気商品です。(ちょっと品薄になってきましたのでご検討中の方はお早めにどうぞ。)

ここまでやればかなり美しい車体になっていると思います。
カスタム初心者の方もコツが綺麗に見せるコツが分かってきたんじゃないでしょうか。
そういう目で見ると、次はペダルですね。


ノーマルのペダルは革靴にも優しいゴムで巻かれたものですが、ちょっと見た目が重いというか、高級感に欠けまして。。。
ここはMKSのペダルで問題ないでしょう。

定番のSYLVANシリーズもいいですし、個人的には
程よいクラシック感と可愛さがモールトンと相性ぴったりです。
他にも色や形のバリエーションは割と多いのでお好みでどうぞ。

ここまでは割と定番で、自転車カスタムの基本である3つの「ル」(ハンドル、サドル、ペダル)であります。結婚式における3つの袋ぐらい定番です。
ですので、ちょっと皆さん見落としがちなポイントでかつ簡単にできる点を一つご紹介します。
それは、チェーン。

標準ではグレーっぽい色のチェーンが付いていますが、これを少しグレードを上げてキラッとした表面処理のものに変えてみませんか?
ハンドル周りと同様にシルバー系が引き立ってきれい全体が綺麗に見えます。
私の好みはKMCさんのチェーンです。

全部やるとなるとそれなりの出費になりますが、少しづつ手を入れていくのもいいと思います。
すでにTSRにお乗りの方も、まだ検討中の方もご相談くださいませ。
現在、店頭にはTSR-9なら写真のグリーンとネイビーがございます。
今ならカスタム込みでもゴールデンウィーク前に納車できますよ。