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MOULTON

UNPEUオリジナル モールトン用シートポストシム

UNPEUオリジナル モールトン用シートポストシム

Mini velo, MOULTON, Recommend Post
昔々、UNPEUオリジナルで制作していたモールトン用シートシムが復活いたしました。 早速店頭のTSR-9につけてみましたが、非常にいい感じです。この展示車の場合、ステムも細身のクイルステムに変更しているのでステムとシートピラーが締まって見えて、トラスフレームともいい感じに調和しますね。 もともと太さ31.8mmというかなり太めのシートピラーを使っているモールトンですが、このシムを使うことで一般的な27.2mmのシートピラーが使えるようになります。ロードバイクのカーボン化により31.8mmのシートピラーも若干の選択肢が増えていますし、見慣れてきた感もあるのですがやはり細身のピラーもキリッとしていてかっこいいですね。 通販もしていますので是非ともご利用くださいませ。>> 通販はこちらからどうぞ「モールトン用シートポストシム」 この記事のカスタムで使われている商品はこちら ...
Moulton TSR-9 展示車のご紹介(もうすぐ在庫も届く予定です)

Moulton TSR-9 展示車のご紹介(もうすぐ在庫も届く予定です)

Mini velo, MOULTON
相変わらず入荷状況が読めないモールトンですが、完全に店頭からなくなってしまっては困るので店に1台飾ってあります。TSR-9の非分割タイプ、色はブラックです。モールトンは大量生産の他のメーカーさんと違って、1台づつ仕上がったものから出荷されるので、不安定ながら全くずーっと入荷がない、と言うこともないのでこうやって次の在庫が届くまでの間展示しています。 せっかくの貴重な1台なのでよりよく見栄えするようにカスタムを施して店頭展示しております。カスタムのポイントはフレームのブラックをどう活かすか。という点。ホイールを完全に真っ黒なカーボンバトンホイールにして、クランク周りもオールブラックに。こうやってブラック成分を多くして、ブレーキやハンドル、シート周りなどにチラチラと入るシルバーがブラックの光沢感をより引き立てる、そんなバランスを目指しています。 僕の個人的な製作中イメージでは「Black beauty」(←ギブソンの黒いギターの愛称です)という言葉がキーワードとしてずっと引っかかってまして、あちらは艶々のブラックにゴールドのハードウェアが入って、深いブラックの光沢感がギターの曲線美を強調する美しさなんですが、このモールトンもそんな雰囲気でブラックのツヤ感の色っぽさが強調できれば合格かなって思ってます。 そんな訳で、必要以上のシルバーパーツや野暮ったいクランク類はちょっと退場頂いて、黒系でまとめつつ、でも真っ黒にすると(見た目に)重くて品がなくなるのでシルバーでハイライトを加えるという感じにしています。 実際のところ、完成度を高めるためにはまだまだカスタムしてみたいポイントはたくさんあるのですが、最低限のところで止めています。あとはお客様の感性で最後の仕上げをするも良し、このまま乗ってみて少しずつ手を加えていくも良し、と思...
Moulton TSR-9を載せ替えカスタム。

Moulton TSR-9を載せ替えカスタム。

Mini velo, MOULTON
先日のブログで紹介したラレー RSPのカスタムとほぼ同時進行で実はもう一台、お手持ちの愛車からの載せ替えを進めておりまして、こちらはMoulton TSR-9。こちらもなかなか渋めのツーリングスタイルの自転車からのパーツ載せ替えで、ノーマルの9速フラットハンドルからフロント2速を追加したドロップハンドルへ。元になっている自転車がもう長年のこだわりが蓄積されていて細部までかなり選りすぐられたパーツで構成されていましたので、可能な限りこの自転車のパーツを載せ換える、というミッションでありました。結果的にコンポーネントはもちろん、クイックリリースやチェーン、ワイヤーガイドまで!できる限り移植となりました。なかなかの作業工数であります(苦笑) ベース車両は現代Moultonのベーシックモデル「TSR-9」。シンプルなフレームデザインと高いフレーム剛性で”モールトンらしさ”を感じるには十分すぎるバランスの良い自転車です。 今回は純正オプションの前後キャリアも装備してかなり良い感じのツーリング仕様の風格になっています。最近はフロントラックが人気ですね。決して新商品ではないのですが、逆に時代が追いついてきた感ありますね。 ハンドルはミニベロにも相性バッチリのDixnaのバンディーハンドル。超コンパクトな曲がりなのでミニベロに付けても頭デッカチにならないのが良いです。操作系はGevenalleのレバーにダイアコンペ のフリクションというかなりトリッキーな組み合わせ。操作感やメンテナンス性も実は良いんですが、見た目にもインパクトあって良いですね。見た目的にSTIレバーを使いたくない方や、自転車の仕様面でSTIレバーが使えない場合の参考にしてみてはどうでしょう? その他もオーナーさんのこだわり&思い入れあるパーツを可能な限り投入していま...
グラベルツーリング的Moulton TSR-9

グラベルツーリング的Moulton TSR-9

Mini velo, MOULTON, Recommend Post
本日はちょっとテンショ上がる1台のご紹介を。コロナの影響からかモールトンは定番ではないイレギュラーなモデルがぽつりぽつりと届いています。先日入荷したダッグエッグブルーもかなり珍しいイレギュラーモデルで、すぐに売れちゃいましたね。 今回の入荷は、マットモスグリーン + Vブレーキ仕様 + 同色フロントラック付属 のTSR-9。めちゃくちゃかっこいいです。 Vブレーキ仕様のTSR-9はヨーロッパ圏内で流通しているTSR-9ではたまに見かける仕様でしたが、日本では年に数本見かける程度ですね。往年のモールトンAPBのような雰囲気で太いタイヤが使えるのが魅力です。日本の場合、日本全国どこでもアスファルトは凸凹なく綺麗なので通常のキャリパーブレーキ仕様のTSR-9がメインになっていたんですけど、国ごとに道路事情も違うわけで、乗られる方の体格も違うのでより太いタイヤが必要な環境に合わせたモデルという位置付けです。もともと入荷時にはシュワルベのマラソンレーサー(幅1.5インチ)が付いていましたが、真っ黒にシルバーのリフレクトラインというちょっと野暮ったい(個人的には嫌いじゃない野暮さなんだけど)せっかくなのでより太くて味のあるサイドスキンのマキシス グリフター(幅1.85インチ)に変えています。太いタイヤですけど重量もほどほどで抵抗も少ない、ついでに価格も程よい優秀なタイヤです。 本当はもっとフレーム以外全てのパーツを変更する勢いで本気でカッコいいカスタム車に仕上げたいところですが、欲望をグッとこらえてこのブログでも折に触れ訴えているTSR-9のもうちょっと頑張ってほしいところを重点的に変更しています。 まずハンドルはE.B.SとNITTOのコラボモデルのカモメバー。個人的にはこのハンドルの場合、地面と平行に付けるのが好みでしたが、...
Moultonのレストア

Moultonのレストア

Mini velo, MOULTON
2度目の緊急事態宣言になりましたが、自転車屋としましては普段と変わらずいつも通り営業しております。 さてこんな真冬でしかも不要不急の外出を自粛となると自転車や各店がお勧めしますのがレストアやオーバホールなどでありまして。春や秋に比べて少し時間の余裕を作りやすい時期なので、レストアやオーバーホールなど大きな作業もしっかり対応できるわけです。 そして早速頂きましたのがこちら、Moulton APB。90年代前半ぐらいの生まれだと思います。なかなかやり甲斐ありそうな雰囲気でしょ?サスペンションのスプリングがヘタっていてコシが抜けたような感触でしたので、スプリングや関節部分のパーツを新品に交換いたします。諸般の事情によりフロント部分のみの写真になっていますが、他には前後車輪の交換とリアドライブトレインをまるっと2020年代のパーツに載せ替えてまだまだ走って頂きます。 Moultonの場合、APBやAMなんかでしたらサスペンション周りの消耗品、スプリングやワッシャー、ピストンなどが今でも入手可能です。しかも国内輸入元のダイナベクターさんが在庫持ってくれているので、1週間もしないうちに手に入っちゃう。30年前の自転車としてはかなり神がかっていると思いませんか? そんなわけでこちらも約1週間で作業完了。一部現在のパーツがそのまま付かないとか、固着してる部品があったりとか困難もありますが、まぁそれぐらいは僕らにとっては想定内。作業そのものは半日レベルです。 こんな感じでお手入れ次第ではまだまだ現役で走ってくれるモールトン。購入した当初とは生活スタイルも異なっているでしょうし、今乗りたい仕様でガラッと違う雰囲気に変えてみるのもお勧めですよ。っていう内容で姉妹店のvelo style TICKETさんもブログをしたためております。ご興味ある方はぜ...
TSR-9 Duck Egg Blue

TSR-9 Duck Egg Blue

Mini velo, MOULTON
ブログで告知するべきかどうか、ちょっと迷ったんですけど・・・・モールトンのTSR-9、今までにないちょっと可愛いヤツが届きました。 コロナの影響で世界的にはかなり自転車の需要が高まっておりまして、特にモールトンのように世界中に展開しているけれどそもそもの生産台数が多くないブランドの場合、商品の確保が今かなり難しい状況になっています。 でもそんな中、ひょっこり届きました。「ダッグエッグブルー」っていう可愛い水色?のTSR-9です。あひるの卵の青色です。ミント色って言っちゃってもいい雰囲気ですが、とても上品で可愛い、薄めの青緑ですね。(事前情報ではもっと青かったんですけど実際は緑に近いです。オースチンヒーレーの水色をイメージしてたんですけど、BMW Miniのアイスブルーみたいな色でした。)もちろんMoultonではこんな色は今まで作ってなかった訳で、TSR-9を作っているパシュレー社の別の車種で採用されている色なんです。どう言う経緯で作られたのかは不明ですが、新色と言うよりスポット物と考えた方がいいかもです。まぁ経緯はどうあれとりあえずめちゃくちゃ可愛いヤツが届きました。2台です。2台しかありません。西日本ではウチにしかありません。(東日本だと姉妹店のTicketにございますよ。1台のみ。) パーツ構成はいつもの通りのTSR-9です。お好みに合わせて手を加えて頂いても楽しいかと。僕のオススメとしては、クイルステム化とグリップ&サドルはハニー色のレザーにしましょうかね。フレームの色が可愛いのでワイヤーなども変更して黒色を減らしたらもっと可愛くなると思います。 なお前途の通り、モールトンは特に商品の確保が難しくなっていまして、TSR-9の場合、次の入荷は来年かもしれません。モールトンのご購入を検討されていた方はこのチャンスを逃すとしばらく...
Moulton TSR-9久々の入荷です。

Moulton TSR-9久々の入荷です。

Mini velo, MOULTON
コロナの影響で工場がストップしていたせいか入荷状況が混迷を極めているMoultonなのですが、急遽2台ほど入ってきました。なんでもイギリス国内で販売予定のものが少しあぶれたようで。。。 今回の入荷はモールトンの中でも一番スタンダードなTSR-9の分割タイプ、色はホワイトとバーガンディの2色です。バーガンディは今までTSR-30で用意されていたカラーですが、ちょっとイレギュラーで生産されたようです。ホワイトの方は今までもごくたまに入荷がありましたが、フレームデザインの美しさが映えるので僕は個人的にも結構好きな色です。 価格は305,000円(税別)、もちろん完成車価格です。上位機種(所謂お城製など)とくれべてどう違うんですか?ってよく聞かれるのですが、フレームの造りや素材など全体的に違うのですが、簡単に言うと、上位機種の方が軽くてしなやかです。「軽さ」と言う指標については軽い方が良いに決まっている、と言う意見に異論はございませんが(ただし、コストに一番響く部分でもあります)、「しなやかさ」については僕個人としてはTSRシリーズのフレームの硬さ+前後サスペンションの動きの良さ、という組み合わせは非常に好きです。モールトン以外の自転車と比べると圧倒的に違うフレームのねじれ剛性の強さをしっかり感じていただければきっとモールトンの虜になると思いますよ。 余談ですが後ろに写っているグレーのSSTは本日嫁いで行きました。TSR-9も次回の入荷は少し先になりそうですので、きになる方はお早めに店頭で実物をご覧ください、特にバーガンディは写真では伝わりにくい渋い色なので実物を見ていただきたいです。 ...
Moulton博士生誕100年記念モデル

Moulton博士生誕100年記念モデル

Mini velo, MOULTON
 兼ねてからマニアの間では噂されていましたモールトン博士生誕100年記念モデルがやっと正式発表の運びとなりました。 Moulton New Series Century - a tribute to Alex Moulton 「Century(センチュリー)」と名付けられたこのモデル、フレームデザインはNewシリーズと同様ですが、モールトンのオリジナルへのオマージュとして17インチで再設計されています。 完成車とフレームセットのみの2タイプでの販売ですが、生産台数は100台限定となります。カラーは写真のオリーブグリーンのみ、フロントディレーラーは取り付けできない設計になっています。 完成車の方はSRAM製1x11コンポーネントで、リアは9-36tとなっていますのでフロントシングルの17インチでも安心の設計です。また、ウイッシュボーンステムにモールトンオリジナルの「サファリ」ハンドルバーがセットになっています。このサファリハンドルバーは扱い安い浅めのドロップでモスキートハンドルバーと同様にトップ側が内側に絞られた形状になっています、このステムとハンドルが付いているだけで完成車を選ぶ理由としては十分かと思います。 最後に気になる価格ですが、、、フレームセット:104万円完成車:125万円という設定です。去年発表されたコーンエディションもですが、完成車の価格設定が安すぎない??と思ってしまいます。フレームセットもNewシリーズですがステンレスではなくクロモリ製なのでいい感じのお値段ですね。 入荷はおそらく来年初頭(今年が100年記念なんですが・・・)かと思われます。世界で100台限定ですし、価格設定もかなり良心的ですのでご予約必須です。”じっくり検討してから・・・”という暇はないかもしれません、お早めの...
価値あるカスタム – Moulton TSR-9 –

価値あるカスタム – Moulton TSR-9 –

Mini velo, MOULTON
先日ご納車したての1台です。 Moulton TSR-9をご納車に合わせて気になる部分をカスタマイズさせて頂きました。 交換したのは、定番中の定番のグリップ&サドルをBrooksに、一緒にサドルバッグも着けて頂きました。ちなみにサドルバッグの中身はカギが入っています。カギの収納場所をちゃんと設えるこのスマートさ、Moultonにはよく似合います。 それから現行のTSR-9の場合、皆さんにオススメしたいのはハンドルバー周り。オリジナルだと黒いハンドルバーが付いているんですけど、、、、他のシートピラーやブレーキ、クランクなどなど全部シルバー系なのに何故??と感じてしまいます。って訳で交換しましょう。今回はオリジナルよりもほんの少し短めにしましたので日本人の体格にも合いますし、自転車全体のシルエットが綺麗にまとまりました。 ここまででも割りと綺麗にまとまるのですが、今回は仕上げにワイヤーも交換しています。元々はブラックですけど今回のチョイスは我らが国産ブランド(大阪です)のニッセンのクリアー色、中身のステンレスが見えてシルバー系の色味ですのでとても質感がアップします。悪い言い方をすれば元々のブラックがだいぶ野暮ったく見えますね。。。 いかがでしょう。ここまででカスタム費用は約10万円。全治的な質感は2段階も3段階もアップしているように見えますので、コストパフォーマンスは結構良いカスタム例だと思います。逆にここから先はホイールを組替えるなど大掛かりなものか、上等な軽量パーツを使うとか自己満足的な方向に向かいますので、こういった基本的なカスタマイズは躊躇せずやってしまっても十分コストに見合うリターンがあると僕は思います。ご購入検討中の方はぜひご相談ください。 ちなみに今現在、MoultonのTSRシリーズは在庫が全てなくな...
Moulton Cone Edhition

Moulton Cone Edhition

Mini velo, MOULTON
やっと来ました。赤だけですけど。。。。 昨年11月に入荷する予定だったMoultonのCone Edhitionがやっと届きました。まぁ、モールトンですし、イギリス生産ですし、少々の納期遅れで動揺しているようではディーラーとして務まらない訳ですが、今回はかなり楽しみにしていたモデルなのでやや動揺しております。ちなみにご予約をいただいておりますブルーの方はまだ届いていません。。。。 さて気を取りなおして、Cone Editionのレッドが届きました。ご存知の方も多いと思いますが、モールトンバイシクルの生みの親、アレックス・モールトン博士は自動車のMini(所謂クラシックミニ)のサスペンションを開発した天才エンジニアとして有名な方でもあります。そしてそのクラシックミニ60周年を記念して生産されたのがCone Editionなのです。ConeというのはそのMiniのサスペンションに使われていたゴム製のショックアブソーバーの事なんですね。(実際には石焼ビビンバの器みたいな外観ですが構造的にはコーンなんです。)あと、入荷したのが60周年イヤーが過ぎて61年目になっちゃってることは今後禁句とさせて頂きます。 冒頭に書きましたとおり、このモデルは本当に楽しみにしていたんです。なぜかって?お買い得すぎるからです。フレームはSSTでセライタリヤのサドル+グリップに専用フェンダーまでセットして32万円という破格です。入荷を待っている間に他の商品が値上げしていますので(苦笑)SSTはフレーム単体で購入しても29万円。その差3万円で完成車!しかもそこそこなパーツで!という嘘みたいな価格設定になっています。ちなみに、単体で購入すると、サドルだけで18500円、グリップ13000円、フェンダー8000円します。 基本的には1つ下のグレードになる...