Alex Moulton SST
こんにちは。なぜかイギリスの自転車が得意なナカです。クルマもイギリス製に乗ってます。たまたまですけど。
本日は久々にやり切った感溢れる1mmの隙もない完璧なSSTをご納車させて頂きましたのでご紹介を。
もともとはAMやニューシリーズなどの所謂”お城製”もご検討して頂いてたのですが、納期が1〜2年掛かってしまうということもあり、当店の在庫から選んでいただきました。ちなみにSSTも半分はお城製です。
フレームはSSTですが、カラーが標準設定にはない綺麗な水色「ブガッティ・ブルー」です。はい、あのブガッティにインスパイアされた明るい青です。モールトンの車両はこういった標準設定にはないカラーがたまに送られてきます。こちらからのカラー指定は基本的には出来ません。モールトン社が用意してくれたカラーを僕ら販売店が気に入れば仕入れる、という流れでやってます。なのでこういった掘り出し物的な綺麗な色は可能な限り在庫として買い取ってましたがこれは最後の1台です。同じ色が今後入荷するかどうかは全くわかりません。
写真ではどれぐらい伝えられるか心配ですが本当に綺麗な明るめのブルーに相性のいいレザーのサドル&バーテープ、さらにポリッシュ(磨いたアルミのシルバー)パーツが最上のハイライトになります。そしてコンポーネントは気品あるカーボンブラック。私自身は自転車は乗って頂いてナンボというか、床の間に飾ったり、実用的ではないパーツ(ビンテージパーツとかね)を愛でたりするよりも、乗って楽しいものをご用意させて頂きたいといつも思っています。そういう意味でも、今回のこの組み上げたSSTは機能性の美とモールトンらしい(英国車らしい)審美性とがマッチしていて完璧にまとまったと思います。
SSTのフレーム設計はモールトンのベースグレードにあたるTSRシリー...