大阪・南堀江と中津のライフスタイル自転車専門店

Mini velo

Alex Moulton SST

Alex Moulton SST

Mini velo, MOULTON, 南堀江店
こんにちは。なぜかイギリスの自転車が得意なナカです。クルマもイギリス製に乗ってます。たまたまですけど。 本日は久々にやり切った感溢れる1mmの隙もない完璧なSSTをご納車させて頂きましたのでご紹介を。 もともとはAMやニューシリーズなどの所謂”お城製”もご検討して頂いてたのですが、納期が1〜2年掛かってしまうということもあり、当店の在庫から選んでいただきました。ちなみにSSTも半分はお城製です。 フレームはSSTですが、カラーが標準設定にはない綺麗な水色「ブガッティ・ブルー」です。はい、あのブガッティにインスパイアされた明るい青です。モールトンの車両はこういった標準設定にはないカラーがたまに送られてきます。こちらからのカラー指定は基本的には出来ません。モールトン社が用意してくれたカラーを僕ら販売店が気に入れば仕入れる、という流れでやってます。なのでこういった掘り出し物的な綺麗な色は可能な限り在庫として買い取ってましたがこれは最後の1台です。同じ色が今後入荷するかどうかは全くわかりません。 写真ではどれぐらい伝えられるか心配ですが本当に綺麗な明るめのブルーに相性のいいレザーのサドル&バーテープ、さらにポリッシュ(磨いたアルミのシルバー)パーツが最上のハイライトになります。そしてコンポーネントは気品あるカーボンブラック。私自身は自転車は乗って頂いてナンボというか、床の間に飾ったり、実用的ではないパーツ(ビンテージパーツとかね)を愛でたりするよりも、乗って楽しいものをご用意させて頂きたいといつも思っています。そういう意味でも、今回のこの組み上げたSSTは機能性の美とモールトンらしい(英国車らしい)審美性とがマッチしていて完璧にまとまったと思います。 SSTのフレーム設計はモールトンのベースグレードにあたるTSRシリー...
ARAYA MICRO SWALLOW

ARAYA MICRO SWALLOW

Mini velo, RALEIGH/ARAYA, 南堀江店
実はもう入荷して割と時間が経っているんですけど、ずっとご紹介できてなかった車体のご紹介です。限定100台ぐらいの生産と聞いているので、この記事を読んでいるときには売り切れちゃってるかもしれませんがご了承ください。今この現代にこの車体を再販してくれた嬉しさをこのブログに残しておきたかったんです。 アラヤ マイクロスワロー 元々は1979年に「マイクロハリー」という商品名で作られていたモデルの復刻です。モデル名こそ色々な事情で変わっておりますが、かなり忠実に当時のモデルを復刻しています。44年前に生産がスタートした段階では14インチバージョンというかなり”攻めた”モデルも展開されていましたが今回の復刻は16インチのみ。小径自転車が得意な僕たちUNPEUとしては、年に数回ぐらいのペースで定期的に16インチのミニベロ欲しいよねーという声が生まれるのですが、なかなか制作してくださるメーカーさんも無く、当社のフレーム生産部門でもあるE.B.Sで生産するとしてもホイール周りのパーツが用意できなかったり、などなど難しい条件が多くて実現できず。。。そんな中、アラヤさんがやってくれました、しかもマイクロハリーの復刻というなんとも味のある形で。 何せ40年以上も前の話ですので推測を含みますが、当時はまだ本気でスピードを出して長距離を走る現代のスポーツミニベロ・ミニベロロード的なジャンルはなかったんじゃないかと思います。時代背景的にランドナー的なものはあったと思いますが。ですので、主にこの当時にミニベロに求められていたのはコンパクトさ、なんじゃないかと思います。このマイクロハリーについても、チョー短いホイールベースや低めのトップチューブなどに反映されていますね。 そんなわけでコンパクトさ重視で設計されているせいか、乗り味はかなーりクセ強めになっております。...
Grown HUNT

Grown HUNT

GROWN, Mini velo, 南堀江店
こんにちは。ナカです。 前の記事に続きまして今回もGrown(グロウン)の久っびさ入荷モデルのご紹介を。究極にシンプルなホリゾンタルフレームのミニベロ「HUNT」(ハント)です。 Grown HUNT 前の記事でも書いたとおりGrownは僕らvelo life UNPEUのスタッフも商品開発に携わっているブランドでして、ウチの会社は販売部門のVelo life UNPEUをはじめ3つの店舗と、ハンドメイドバイクの製造部門であるE.B.S、それから台湾製造の自転車やパーツを輸入する部門の3つから成っておりまして、Grownはウチの会社のノウハウの全てを注ぎ込んだ、と言っても良い僕らがやってきた自転車ライフを象徴する一台とも言える(かもしれない)モデルなんです。 もともと設計のベースになっているのはE.B.S のHorizontal451というモデルでした。当初HUNTはHorizontal451をベースに少々アレンジを加えたジオメトリでしたが、現在のHUNTはHorizontal451とほぼ同じジオメトリになっています。(ジオメトリ:フレームの寸法や角度の設計のことです) Grownというブランドが発足する10年以上前から存在するモデルであるHorizontal451、こちらも数年ごとに設計を見直し僕らが考える完成形に仕上げたモデルですが、国内製造で国産のKaisei社製パイプの使用などでフレーム価格は優に10万円を超えてしまいます。(完成車にすると20万円前後〜ですね。。。)そこでHUNTはHorizontal451の設計をそのままにお手頃に乗っていただけるモデルとして企画しています。価格は今回入荷分から少々値上げになっていますが、88000円(税別)としました。もちろんこちらは完成車の価格です。 長年かけて練り上げたH...
Grown EVERYまもなく入荷です。

Grown EVERYまもなく入荷です。

GROWN, Mini velo, 南堀江店
こんにちは。ナカでございます。ずっとサボってましてブログ書くのがひさびさになっておりますが、、、本日のご紹介もひさびさの入荷予定です。お待たせいたしました。 Grown EVERY Grownは僕らUNPEUのスタッフも企画に携わっているちょっとこだわりの自転車ブランド。お子さま向けの16インチから、わりと本気のハンドメイドフレームまで、幅広く、でも一貫したこだわりはしっかり持って作られています。本日のご紹介のEVERYは長らくコロナの影響で生産できていなかった台湾で生産しているラインのデイリーユースなミニベロです。 通勤・通学に、お子さまの送り迎えに、もちろん普段の足としても。 日常使いの自転車に必要な使いやすさや頑丈さについては僕らお店からの声もふんだんに取り入れていますのできっと満足してもらえるんじゃないかなって自負しております。ちなみに、機能的な部分だけじゃなくて見た目についても、普段使いで飽きがこない、10年乗っても流行りに左右されにくい感じに仕上がっているかなと思っています。、”普遍性”なんて言うとちょっと大袈裟かもしれませんが毎日の日常使いに馴染むデザインですね。 まもなく入荷予定です。 今回の入荷予定は7月の下旬予定。今のところある程度の台数は確保できていますが、売り切れてしまったらまた数ヶ月待ちになるかもしれないので気になる方はSNS等の入荷情報もチェックしてもらえたら嬉しいです。カラーはグレーとベージュの2色です。(製品はまだ入荷していないのでこのページの写真は前回入荷分のものです。) ...
How I Roll

How I Roll

How I Roll, Mini velo, 南堀江店
ちょっと目立ちにくいのですが、店内の階段を上がった先には。。。。オールドスクールなBMXが。 How I RollのKick It(26インチ)とRoots(20インチ)が鎮座しております。「How I Roll」はストリートカルチャーから生まれた自転車ブランド。今回ご紹介するBMX以外にもピストも作っています(入荷してますのでまた紹介しますね) 手前のROOTSはこだわりのCPカラー。CPっていうのは"chrome-plated"のことで要するにクロームメッキということです。この車両はカスタム済みで、ハンドルをKUWAHARAのVクロスバーに、シートポストも後ろにセットバックしたものを使ってます。そしてホイールはOGKのキャストホイール。80年代の雰囲気が溢れてますね。全くカスタムしていない通常のCPカラーも在庫ありますので、ご予算抑えめからスタートしたい方はこちらもご検討ください。 奥はKick It。26インチのいわゆるクルーザータイプのBMXです。きびきびした乗り味の20インチと悠々と乗れる26インチどちらがお好みでしょうか?色違いでオレンジも入荷しています。26インチだとクロモリ素材の細いパイプがより際立ってカッコイイですね。 こちらはRootsのメタリックブルーKick Itも同様ですが、ヘッドチューブ周りのガセットの入り方やチェーンステーからシートステーが1本のパイプで構成されていて、フォークはストレート。オールドスクールBMXの王道を手抜きなしでやってくれています。きっとそれなりの思い入れがあって設計されているに違いないと思います。インディーやガレージメーカーというほどではないですが、メジャーメーカーではないからこそのこのこだわり。カッコいい。 余談ですが80年代のBMXのカタログ写真っ...
MASI Fennec Touring Flat 8

MASI Fennec Touring Flat 8

MASI, Mini velo
初代Fennecから3年目、第2世代のFennecの追加便が先週入荷しました。この第2世代からはタイヤ径が少し小さく、代わりに太めのタイヤを採用しています。車名も「Fennec Touring Flat 8」となっています。 自転車の20インチってややこしい話ですが2種類の規格がありまして、一つは直径が大きめで細いタイヤが中心の「451」<ヨンゴーイチ>ってのと、もう一つは直径が小さめでロードバイクみたいな細っそいタイヤからマウンテンバイク見たいな太っといタイヤまで広く用意されているのが「406」<ヨンマルロク>っていう規格です。(それぞれの呼び名はタイヤの直径に由来しています) Fennecは後者の406のほう。451にはない太めのタイヤを採用しています。BMX用のタイヤが使えるので選択肢も多くて、もっと太いものとかも入れることができます。逆にロードバイクみたいなシュッとしたタイヤも使えます。 まぁそんなタイヤ規格の詳細はどうでもよくて、重要なのはFennecが今回もきっちり世間のトレンドをいち早く嗅ぎつけて第2世代を投入してきてくれたって事です。ミニベロに限らず自転車のタイヤはロードバイクもマウンテンバイクも、クロスバイクだってここ数年でちょっと太めになってきています。そんな訳で当店が割と得意なミニベロでもタイヤ太めなモデルがじわじわと売り場でハバを効かせております。 当店のタイヤ太めのミニベロだと、ternのAMP F1とかRITEWAYのグレイシアあたりが筆頭ですが、コダワリ系だとVelo OrangeのニュートリノとかMoultonのTSR-9にも太タイヤバージョンが存在します。あと個人的にはBRUNOのMixteとかSkipperなんかにカスタムで太タイヤに変更するもの好きです。 実はこういう太めのタイヤっ...
MOULTON – APB – LAND ROVER オーバーホール

MOULTON – APB – LAND ROVER オーバーホール

Mini velo, MOULTON
ばっちり写真を撮り忘れて分解し始めちゃってますが・・・・モールトンのAPBのオーバーホールのご依頼を頂きました。ランドローバーとのコラボモデルでリアの変速が内装3段+外装7段という最近ではまず見なくなった仕様のタイプです。かれこれ20数年前、2000年ごろに生産されたモデルです。 この車体、もうびっくりなぐらい良い状態で保管されておりまして走行距離も少なめ。この世代の車両で一番心配なサビもかなり少なめでした。 とはいえタイヤやブレーキなどゴム系のパーツは劣化して使い物にならないので新品に交換。ハブやBB、ヘッドなどもグリースが乾燥して固まっているので完全オーバーホール。同じく劣化しているワイヤー類も全交換。もちろん前後サスペンションも消耗部品は全て交換して再調整します。まぁ要するに完全オーバーホールです。 今回の作業はまず一番気がかりだったリアハブのオーバーホールから。1番の心配だったのはお持ち込みいただいた時点でヤバかった内装ギヤを動作させるチェーン。もう首の皮1枚ぐらいの状態まで消耗していまして、不安だったのでチェーンをグネグネ動かしてみたら。。。ポロっと切れました。このハブはSACHS(ザックス)というブランドのもので、のちにSRAMに統合される自転車パーツメーカーなんですが、当然もう存在しない訳で、この切れちゃったチェーンが入手できるかどうかが心配でしたが、ありました。輸入代理店さんにありました。サスガ。ただしこれが最後の1本で、今後は海外通販で個人輸入するしか入手する方法はなさそうです。そんな訳で、もうたぶん私の自転車屋人生において2度とオーバーホールすることがない(かもしれない)ハブとなりました。 チェーンが手に入ったので気を取り直してハブは完全分解して全ての固着し...
Tyrell SRV

Tyrell SRV

Mini velo, TYRELL
うどん県のTyrellさんからSRV届きました。新色の「黒鉄(くろがね)スパークマット」です。 SRVといえば過去のベストセラーモデル「SV」の後継機であり、ここ最近のTyrellのラインアップの中ではちょっとしたお買い得モデルであります。 ブレーキや変速系はちょっと廉価版のパーツを使用して価格を抑えていますが、とはいえ税込184,000円となかなかのお値段でございます。というのも、やはりTyrellですから性能面で譲れない部分もあるわけで、例えばフレーム素材は7000系のアルミで、上位機種と同じく断面形状が特殊なプレスを施したトリプルバテッドチューブです。アルミ製ミニベロの大半で使われている6000系アルミとは全く別物の素材とお考えください。(店頭で車体を抱えて見るとすぐに判りますよ) あと基本性能の部分ではカーボン製のフロントフォーク。こちらはフォークブレードだけではなくてステアリングコラムまで全てがカーボン製です。ミニベロは設計上どうしてもステアリングコラムが長くなるので強度設計には気を使わないと行けないので、アルミ製のコラムが使われることも多いのですが、Tyrellさん基準ではフルカーボンになります。こういった外見からはあまりわからないことですが、触ってみると全く別物だとすぐにわかるレベルの違いだったりします。 あともう一つ触れておかないといけないのがホイール。当たり前ですが、自転車の走行性能を語る上では最も重要といっていい部分です。なのでTyrell基準では手抜きやコストカット対象にはなりません。エアロ形状のスポークを使用したホイールで剛性感もあって非常に良く転がってくれます。 上記のとおりフレーム、フォーク、ホイールの3点を妥協なく仕上げているという点をご理解いただければこのSR...
RITEWAY GLACIER

RITEWAY GLACIER

Mini velo, RITEWAY
ライトウェイのグレイシアが大量入荷しました。自転車ってここ最近はこんな感じなんですが、メーカーさんに予約していたものを待って待って待ちに待ってどーんとまとめて入荷します。それで終わり。補充とかできません。そんな感じでグレイシアがどーんと入ってきて倉庫が溢れかえっています。 ない時には数ヶ月にわたって店頭から完全に姿を消してしまう人気車種のグレイシア。購入をご検討中の方はこのタイミングでお願いします。 カスタム自転車屋さんの当店としてはグレイシアは思いっきりカスタムして個性を出してほしい一台。ライトウェイさんって日本の会社なんですけど、日本の会社らしくちょー真面目です。そういう真面目くんだけどちょっとイジりたい奴というか、イジられキャラ的な子っているじゃないですか。そんな感じでイジってあげてこそ人気者みたいな良い奴なんです。グレイシアは。 定番はハンドルまわりを。 ハンドルをクランカーバーに交換してみたの図当店としましてはこの調理方法が一番おすすめです。ミニベロだけどマウンテンバイク風に味付けされたグレイシアですが、やはり真面目くんなので控えめな日本の普通自転車の規格に収まる短めフラットバーがついています。(バックスイープ多めの優しさ設計です)なのでやっぱりちょっとアレですので交換します。クランカーバーっていうのはマウンテンバイクが自転車の1ジャンルになる直前ごろの山遊び自転車でよく使われた形状のハンドルバー。当時のカルチャー的には薄くヒッピーカルチャーとかにも繋がるので真面目くんには良い感じの刺激になりますな。。。 他にはサドルやグリップ、ペダルも交換したいところ。カスタムの鉄則は「まず体に触れるところから」です。 ちなみに作例の写真ではちょっと判りにくいんですが、ワイヤーの色も変わっています。些細なことの湯おで...
tern SURGE X

tern SURGE X

Mini velo, Tern
ternのSurge Xです。「サージュ カイ」と読むのが正解だそうで、と前回この車体を紹介した時にも書きました。ややこしいですが意外と言い間違えるお客様も少なく浸透しています。 人気のSurgeシリーズですが、なんといってもデザインのかっこよさで惹かれる方も多いわけで、全3車種あるSuegeシリーズはどれも誰が見てもカッコいいデザインで人気です。ですが、、、Surge Xはデザインの完成度に関してはもう別格。まるで製作前のデザイン画をそのまま乗れるようにしたような美しい自転車です。 ダウンチューブが太くエアロ形状に扁平している点やtern特有の足が長くてスマートなフロントフォークは他のSurgeと同様ですが、例えば各フレーム部材の溶接部分は溶接ビードが目立たないようにスムージングされています。 ヘッドチューブとトップチューブの交点なんかはガセット的にスムーズがなデザインが入っています。(過去にGream F1という車種がありまして、その頃からのternのお得意デザインです) 全体を見渡した時には前半分がカーボンホイールでフラットでマットな印象。後ろ半分はブラックにシルバーのマーキングがチラチラと映えるデザイン。前後のこのバランスはデザイナーさんの技アリセンスだと思います。 コンポーネントはShimano 105。105の場合、フロントギヤが53Tていうちょっと大きめのものが用意されているのでミニベロでも重宝します。マットブラックなのも自転車に合いますし。ブレーキはフラットマウントなので、コンポーネントのアップグレードもしやすいですね。 そんな感じでご紹介しましたSurge Xですが、気になっている方は在庫がある今のうちに捕まえてください。次回入荷は2023年になってからと...